毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
暑い日が続いていますね
昼間は、夏のようですが、日陰の涼しさは、やはり5月の爽やかさで気持ちがいいですね
さて、今日は、パートナーシップの前に、私自身ができることについて、考えてみたいと思います。
パートナーのことで悩んで、カウンセリングにお越しになる方も、お話を伺っていると、パートナーとの関係性を見る前に、整理したほうがよいことが、その方自身にあることも少なくありません。
パートナーシップは、2人の関係性のことです。お互いに、自分を差し出すものです。開示し、愛してもらう関係です。また、相手を受け入れたり、愛したりすることも同時に起こるものです。
すると、私というものが、良いもののようだと思えているのと、悪いものだと思っているのでは、ずいぶんと状況が変わってくるのは想像がつくかと思います。
例えばもし、お部屋がすっきり綺麗に片付いていれば、お客さまがいらっしゃるのは、歓迎ですよね。でも、お部屋が、もう大変な状態にとっ散らかっていたら、誰かを招き入れるには、かなりの抵抗が出ますよね。
良くないものだから、見せたくない、隠しておきたいと思うからですね。
大事な人になら、なおさらその気持ちは強くなるに違いありません。
もし、ご自身のことを、「私は、よくないものだ」という思いがあると、お部屋が散らかった状態のようになり、パートナーが、あなたのことをいいなと思って「君って、どんな人?」と距離が近づいてきても、つい遠ざけてしまったり、ここだけは絶対に見せない「開かずの間」が出来てしまったりするのですね。
自己評価と他者評価
このお話は、どこかで耳にされた方もいらっしゃるかもしれません。
自分が自分に下す評価は、とても厳しいものになりやすく、周りの人がみる、あなたへの評価は、それに比べて非常に高い、というものです。
どうして、こんなことが起こるのでしょうか。単に、「誰も、私のことを知らないからよ」ではすまされないものがあるようですよ。
私たちは、自分のことを見るとき、良くないものにフォーカスしがちです。
批判されそうな部分。
足りていない部分。
迷惑になりそうな部分。
それは、過去に誰かに批判されたところかもしれませんし、誰かに、ひどく迷惑をかけてしまったところかもしれません。そこがダメだと叱られたことがある部分かもしれません。
過去に、自分に対して、悪い評価を下した部分は、今もなお、私が自分に批判をし続けていたり、直さなくてはいけない、でもうまくいかないと試行錯誤していたりするのですね。
その部分が、私そのもののように感じていると、自分が良いものには思えません。自己評価が、いいものになるはずがありませんね。
しかし、周りの人の評価は、根本的にちがいます。自分に対して、あれもダメこれもダメとやっているあなたのことは、完全スルーで、まっすぐあなたを見ます。あなたが、自分に手厳しくやっていることなんて、周りの人には関係なく、あなたの持つ才能や魅力が見えるのです。
「ええーー??!!」と思う方は、お友達のことを見てあげると思ってみてください。
どうでしょう。次々と素敵な要素を見つけてあげられると思いませんか。私たちはみんな、自分自信のことを、平常心でみつめることは難しいものなのです。
過去の私を承認する
私たちが生きている人生には、失敗も山ほどありますし、忘れてしまいたいこともたくさんあります。思い出しては、ひどく落ち込んだり、自分を責めたり、消えてしまいたいような気分になることもあるかもしれません。
その時の自分と、今の自分て、同じでしょうか。
同じと感じるかもしれませんが、実際には、同じではありません。
私たちは、生きることで、悩んだり、しまった!と感じたり、喜びを味わったり、泣きたくなったり、怒ったり、いろんな経験をして、知らず知らず、たくさん学んでいます。
あの時のいろんな経験が、私たちの心を創っています。
なんとか、あの状況を乗り越えて、今、こうして生きている私を、承認するに価するプロセスを歩いてきています。
あの時の私を一番知っているのは、誰でしょう。
どんな気持ちだったか、わかるのは、誰でもない私にちがいありません。
その私が、あの時の私を「よくがんばったね」「よくやったね」と認めてあげることは、承認し、完了していくプロセスを大きく進めるものになるでしょう。
承認は、誰かとの比較ではありません。私が私なりにがんばってきたことを見てあげるものであり、誰かを使って、評価を下げようとしているのなら、そこに気がつく必要がありますね。
今の私にオッケーを出す
過去の私に、オッケーが出ていないと、今の私にオッケーを出しにくくなります。オッケーの出ない私を、パートナーに差し出すことはむずかしいと感じてしまうのです。
オッケーじゃない私って、どんな私でしょうか。
過去に、どんなふうにダメだったと思ってしまったのでしょうか。
仕方がなかったな。
運がわるかったかも。
私なりにがんばったな。
私、えらかったな。
言葉を掛けてあげるとしたら、どんなふうに言ってあげられそうでしょうか。
まずは、小さなオッケーを出してあげましょう。
自分が自分にダメ出ししている部分を、もう批判しないと決めてください。あの時のベストは尽くしたと、承認してみましょう。
そして、誰かにもオッケーが出せる
私に対して、小さくてもオッケーが出せるようになると、不思議と周りに対する批判が減ります。
私たちの周りに起こることは、私の心の中にも起こっているという法則があります。「投影」するなんて言ったりもしますが、自分に対する批判がなくなると、批判をされることもすることもなくなるのですね。
あなたの周りに、どんなことが起こっているでしょうか。
あなたを批判する人がいますか?
あなたを評価してくれる人がいますか?
望まない状況の時、私の中にそれと同じことが起こっているとしたら何だろう、そんなふうに考えた時、自分に対して、オッケーが出せていないところがあるかもしれません。
誰も責めていない私と共に生きるのは、気分の良いものに違いありません。
まずは、小さな承認を、自分にあげてみましょう。
そして、パートナーが近づいて、愛しやすいあなたでいてください。
お役に立てたら嬉しいです。
池尾千里
「カップル・カウンセリング」のブログ連載は、「池尾昌紀」「池尾千里」が担当し、「男性心理」「女性心理」を紐解いていきます。
恋愛・夫婦問題で悩んだり、パートナーをみつけようと思っている方、将来の結婚に役立つご提案を、毎週月曜日に発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
池尾昌紀・千里による『カップルカウンセリング』もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
カップルカウンセリングの料金は、お一人で受けられるものと同じです。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し出くださいませ。
次週、5月29日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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