こんにちは
カウンセリングサービスの村本明嬉子です。
まずは、今週末に行われるワークショップのお知らせ。
当日飛び込みも大歓迎です☆
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心理学ワークショップ in 横浜 6/10(日)に開催!
http://www.counselingservice.jp/workshop/index.html
─昼の部─
『お金とあなたのパターンをあぶりだそう! ~あなたとお金の心理的な関係~』
講師:村本明嬉子
日時:6/10(日)13:30~17:30
料金:¥5,250-
詳細:http://www.counselingservice.jp/workshop/2012/06/2012610.html
─夜の部─
『あなたとお金のパターンを変換しよう! ~お金を味方につける心の在り方~』
講師:村本明嬉子
日時:6/10(日)18:30~20:30
料金:¥3,150-
詳細:http://www.counselingservice.jp/workshop/2012/06/2012610_1.html
昼の部と夜の部、あわせてお申込頂くと、あわせて¥7,350とお得です。
─会場案内─
横浜・かながわ県民センター
交通:JR/私鉄・・・横浜駅、西口・きた西口徒歩5分
地下鉄・・・横浜駅、地下鉄出口8から「北6」出口を出て、徒歩2分
地図:http://www.counselingservice.jp/workshop/2012/01/post_46.html
─お申込フォーム─
こちらの専用フォームをご利用下さい!
https://www.healing.ac/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=cs_koza_entry
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さて、今回は最近多くお話している兄弟(姉妹 姉妹間)の中でできる、
自己嫌悪についてお話しようと思います。
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兄姉・弟妹というのは、とても結びつきが強いものです。
妹や弟のために強くなれた。
そのことが、辛い状況を乗り切る力になった。
兄や姉に支えられ、愛された。
そのことが、愛される自分を作ってくれた。
カウンセリングをしていても、兄弟・姉妹の話はよくでてきますし、心理的に大きな影響を与えあっているものです。
そういった深層心理をみていても、兄弟・姉妹は偉大だなぁと思うのです。
<兄姉にとっての弟妹>
先に生まれた兄姉は、次に生まれてくる弟妹が現れるまで、一人で両親の愛情をうけて育ちます。
それは、子供にとってとても素晴らしい体験ですね。
そして、知るんです。
(両親に愛されることが、どれだけ嬉しくて、素晴らしいことか)
そして、弟や妹ができたことを知らされます。
ほとんどの場合、それは、第一子にとって嬉しいことであり、わくわくすることなんですね。
家族本能的にも、第一子にとって、下の弟妹ができることは嬉しいことだと言われています。
弟妹に対面した日、兄姉にとって、下の弟妹はとてもかわいい存在で、
多くの子供たちがその日から、弟や妹を愛したいと思うんですね。
違う側面から見た時。。。
例えば両親が、色々な葛藤を抱えていたり、喧嘩が多いとしましょう。
両親が喧嘩をした時、家族になにかあったときには、第一子達はたった一人でその状況に立ち向かい、耐えなければいけない、という側面もあります。
それは、とても心細く、つらいことでもありますね。
その場合には、次に生まれる弟妹は、仲間であり、同士となる存在です。
そういった場合、上の兄姉は、
(自分が弟妹の母親のような存在になって守ろう)
そう決意することも多いんです。
それは、深層心理的に、とても強い決意なんですね。
<両親の愛情を譲りたい>
弟妹を、父親、母親のように愛したい、そう思った子供たちは、同時に両親の愛情を弟妹にあげたいと思う子もたくさんいます。
自分が一人で感じてきた愛情を、あとから来た弟妹にたくさんあげたい。
そして、我慢を始めるんですね。
「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と、我慢して兄弟に両親を譲ることが、
兄姉としての愛情のしめしかたなんだと学ぶ子もいます。
そうして、多くの兄弟達は、下の子に両親の愛情を譲ろうとしはじめるんです。
そこで、葛藤がうまれます。
なぜなら、全世界共通で子供たちが一番欲しいものは「両親の愛情」ですから、愛する弟妹に両親を譲ることと自分も愛されたいと思う気持ちをとの葛藤ですね。
その葛藤の中で、
「両親の愛情を欲しいと思う自分はダメな子だ。」
と思うことで、自分の欲求を抑えようとするパターンもあります。
また、上手に自分の両親に愛されたい欲求を我慢しすぎたために、
反対側にある「自分も愛されたい欲求」が満たされず、
「自分は両親に愛されていない」
「弟・妹の方がかわいいんだ」
と思い始めるパターンもとても多いんですね。
そうして、弟妹への「愛」から始まった我慢が、「自分の自己嫌悪」へと変化していくんです。
<恋愛に出てくる>
この、小さい頃に弟妹のために始めた「我慢」と「自己嫌悪」が、恋愛に出てくることがよくあります。
相手が忙しいことを気にしすぎて、どこまで会いたい気持ちを出していいのかわからない。
我慢がベースにあるので、我慢して我慢して、いざ自分の気持ちを出そうとすると、すねてしまったり、怒ってしまったりと極端な形で出てします。
我慢が癖になっているので、お願いができない。
そんな風な形で。
もし、あなたが兄や姉の立場でこの文章を読んでいてピンとくるものがあるなら、昔々の小さい頃の自分を思い出してみましょう。
大切なのは、「愛」から始めたということ。
忘れてしまった記憶のない昔々、あなたは弟妹をまもりたくて、愛情をあげたくて、我慢を始めたんです。
そんな小さい頃の自分に向って、「よく頑張ったね」って言ってみてください。
「もう、充分だよ」って。
そして、愛情深く健気なその子を「いい子だね」って褒めてあげるんです。
そうやって、記憶のない昔々の原点を思い出すことで、我慢や遠慮のくせを深層心理から和らげていくことができます。
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我慢の癖が強くて、恋愛でなかなかうまくコミュニケーションができないという御相談に多いパターンをご紹介しました。
ほとんどの場合が、記憶に残らない幼い頃のことなので、そうだった!という風に思いだす方は少ない思いますが、文章を読んでいて、なんだか心がざわざわしたり、ピンときたりした場合は、このパターンに当てはまる可能性が高いんですね。
無意識のパターンは、意識下してあげれば変化かしていくもの。
我慢と遠慮の恋愛から、自分を幸せにしてあげられる素直なコミュニケーションができる恋愛を手に入れるヒントになれば幸いです。
村本明嬉子