こんにちは
「魅力UP術」のテーマで、2週間に1度ずつ
小川のりこカウンセラーと交代で執筆しております。
どうぞよろしくお願いします。
●「パートナーに頼るってどうしたらいいの?」という人へ(3)
前回お届けした記事では、
7/16 「パートナーに頼るってどうしたらいいの?」という人へ(2)
過去に「助けたかったけど助けられなかった人」への
罪悪感が心の根っこにある、という記事をお届けしました。
私たちは、
「自分のせいで迷惑をかけてしまった」と感じている分だけ、
自分が他人に迷惑をかけるようなことは絶対にしたくないと思うものです。
誰かに助けてもらうことが「相手の迷惑になる」と思うと、
パートナーに頼ることを避けたくなってしまうんですね。
さて、今回は逆に
過去に誰かから迷惑をかけられた(と感じていた)
ことで苦しんだ体験から周りに頼れなくなる、
というケースをご紹介します。
例えば、
・子供時代に両親ともに働いていて忙しく、十分面倒を見てもらえなかった
・頼りない父(母)で、そんな親を嫌っている
・厳格な両親にとても厳しく躾けられた
・家族に借金、貧困などの問題があって子育てに手が回らなかったなど
子供らしい子供時代を過ごせなかったことで
親に期待をせず自分の力だけで生きる人生が板についていたり、
見捨てられた孤児のようなマインドを抱えて孤立していたり、
固く心を閉ざして自立した生き方で自分を守ろうとしたことで
誰かに頼ることが(もちろんパートナーにも)とても苦手になることがあります。
ただし家族や環境が一方的に悪いということではなく、
まだ依存的で弱かったころの厳しい体験、
欲求が叶わなかった辛い出来事で、
心に傷(ハートブレイク)を抱えていることがベースになっているという考え方です。
こういった痛みがある人は、
仕事上など関係が固定されていたり、
ある程度距離のある関係のうちは一見オープンな人としてふるまえるたりもしますが、
その実、
本当の自分の心の内は誰にも見せない、
誰にも頼らない、誰にも愛させないように、
心の扉に鍵をかけて決して開けさせないように警戒していたりもします。
◇◇◇
過去に大きなハートブレイクを経験した人は、
その心の痛みの大きさの度合いだけ
頑なに心を閉ざしてしまうことがあるのです。
親との関係を、
「親=見捨てた側」
「自分=見捨てられた側」
と捉えてしまっていると、
成長してから関わる人たちとの人間関係にも
同じパターンを重ねて見てしまうこともあります。
「どうせ自分のことを見てくれていないだろう」
「今度もいい加減にしか扱ってくれないに決まっている」
「周りの自分勝手な態度に振り回されたくない」
そんな見方を無意識に人間関係の中で相手にあてはめてしまうことがあるんですね。
特に学校の先生や、職場の上司などは、
目上と言う点で親との関係を映し出しやすいので、
最初からこういったネガティブな感情を感じながら
関わってしまうことも良くあるケースですね。
読者のみなさんの中にも、
なぜか目上の人(権威を感じる相手)といつも衝突したり、
反発してしまったり、あるいはオープンに関われず
ピリピリと緊張を感じてしまってうまく関係を築けない人もいるのではないでしょうか?
◇◇◇
親子関係や過去の重要な人間関係の中で
・理解してもらえなかった
・受け入れてもらえなかった
・愛してもらえなかった
など、自分が大切に扱ってもらえなかったと感じていた分だけ
「もう分かってもらおうなんて期待しない」
「いや、自分が力を持って分からせてやるんだ」
と、力ずくで相手をねじ伏せたり、
競争に勝って自分が上に立つことで望みを叶える、
という生き方に傾いていくこともあります。
(私はずいぶんと長い間こんな考えで生きてきたことを思い出しました^^;)
常に正論を言うなど正しさに執着したり、
スキルや能力が高いことが人の評価の全てと思っていたり、
結果や成果を出すことだけに価値を感じたり、
技術や知識などは非常に高いものを持っていても
スムーズな人間関係を築けないことで、チャンスがめぐってこないとか、
人として信頼されるふるまいを通して
安心感を与えてこなかったことで、
人間関係にトラブルを抱える場合も多いのです。
自分で書いていて胸が痛いですねー。
そして自分は不当に扱われていると思いこんで、
⇒ますます目上の人との関係が悪化する
⇒自分の価値を分からせようと意固地になって1人で頑張る
⇒孤立して周りから扱いにくい人になる
⇒さらに人間関係での衝突を繰り返す
などの悪循環を起こすことも珍しくありません。
もともと自分を守ろうとして身に付けた防衛策のはずが、
人間関係のトラブルを招く要因になってしまうんですね。
「自分は見捨てられた」「また見捨てられる」
そんな不安をずっと抱えてきた人、
本当に安心できる感覚が無いまま生きてきた人にとっては、
「安心感」は与えたり、求めて良いモノとは思えず、
自分の力で掴み取るものだと感じてしまうからです。
この人間関係のパターンが恋愛で出てくると、どんなことが起こるのか?
次回くわしくご紹介します。
※コチラの記事も参考になると思いますので読んでみてください。
男性のことを書いていますが、女性にもあてはまる内容です。
2015/9/28【超自立のパートナーの弱さを受け止めるために知っておきたいこと 】
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!
心理カウンセラー
近藤あきとし
最後までお読みくださいましてありがとうございました。次回の登場8月27日です!お楽しみに^^
来週は小川のりこカウンセラーが執筆いたします。
※バックナンバーで⇒まとめて記事を読めます読者さまからステキな感想をいただきました。
http://blog.livedoor.jp/cs_akitoshi/archives/65897069.html
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