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パートナーがとても遠く感じられるとき

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mizugaki

 

こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交替で金曜日【大人の恋愛術】のコラムを担当しています。

 

緑がすっかり芽吹き、晴れると風がとても爽やかな季節になりました。そんな日はお洗濯物を取り込むだけでもちょっぴり幸せな気分になりますね。

 

まずは、お知らせから。

 

ベル 5月19日の第4回【みずがきひろみの心理学サロン】は「罪悪感」を取り上げます。「私なんかがごめんなさい」という気持ちは、皆、多かれ、少なかれ、感じたことのあるイヤーな感情ではないかと思います。そんな楽しくない感情をどう扱ったらいいのか、ぜひ聞きにいらしてくださいね。

【心理学サロン】の詳細はこちら>>>>>>>

 

 

ピンク薔薇

 

さて、本題。

 

おつきあいが長くなると、パートナーがとても遠くに感じられることもあります。

 

彼が仕事に忙しくて、自分のついていけない世界で過ごしている時間が長いために、自分の存在に意味がないように感じられたり、すれ違いがつづいて寂しさに耐えられずにどちらかが浮気をしたりと、何らかの溝が出来ることがあります。

 

表面的には仲が良く、穏やかな関係性なのに、肝心なところで遠慮をして想いを伝えられなくて、いつのまにかどんどん距離ができて何から話したらいいのかもわからなくなってしまうこともあります。

 

パートナーは自分にとって一番身近な人のはずなのに、他の友人の方に相談ごとをもちかけていたり、一番好きで大切な人なのに、悪態をつくようなことを繰り返してもう素直になれなくなっていたり、と不本意ながら相手を遠くに感じると、二人でいるのにこれほどの孤独感に苛まれるなんて、とパートナーシップに絶望してしまいます。

 

ここで自暴自棄になってしまいがちですが、それでも相手を思う気持ちがあることに気づけたのならば、あきらめずにもうひと頑張りしてみる価値はあります。

 

 

ピンク薔薇   ピンク薔薇

 

二人の関係性がマンネリ化して、ときめきも情熱もなく、ただ毎日が同じように続く、そんな関係性のステージを「デッドゾーン(死んだような感覚の層)」と呼びます。セックスレスであることが多いです。

 

大きなけんかはなくとも、二人の間に気持ちがつながりきらない「怒り」が横たわっています。

 

この「怒り」に触れたくないから、またよけいに距離をとってしまいます。

 

さらにイライラが募ります。

 

この「怒り」の下に横たわる深い悲しみと寂しさを分かち合うことができると、そこに安らぎとなんともいえない温かさ、親密感と絆を感じることができるのですが、ふつうは、この岩のような怒りに怖気付いてしまうのです。

 

でも、この「怒り」をこえて、パートナーとつながれたなら、それこそかけがえのない絆を手にすることができますから、チャレンジするにこしたことはありません。

 

まず、一人で挑まなくてもいい、とお伝えしたいです。

 

誰か、あなたの応援をしてくれる人とつながってくださいね。「めげそうになったらそっと労ってね」と伝えて、味方になってもらいましょう。

 

そして、ご自分の「怒り」と向き合います。

 

何に怒っているのでしょうか?

 

本当は何をわかってもらいたかったのでしょう?

 

パートナーにわかってもらいたくて、でも伝えられなかったことはどんなことでしょう?

 

あなたがパートナーに、本当はもっとしてあげたくて、でも、できなかったことはどんなことでしょう?

 

もしこのままこの関係性が終わってしまうとしたら、あなたは何が心残りでしょうか。

 

それほど心残りなのは、いったいどれだけパートナーに愛されたいと思っていたからなのでしょうか。

 

そう思うと、この「怒り」は、実は、本当はもっと相手を愛したかったのに上手に愛せなかったという罪悪感を隠す感情だったことがわかってきます。

 

そして、そんな罪悪感を持つほど、相手のことをもっと上手に愛したかったし、それができていたらもっと愛されたかもしれないのに、と思っていることも見えてきます。

 

そんなに愛されたかったし、上手に愛したかったのに、うまくできなかったことがとても悲しいし、愛を感じられなくてすごく寂しかったのです。

 

そんな自分の気持ちに気づけたときにはじめて、パートナーも同じような「怒り」や「悲しみ」「寂しさ」を感じているのかもしれない、と気づけます。

 

 

私は、すごく「怒っている」。

 

だから、相手がすごく「怒っている」かもしれないのがわかるし、「怒っている」ことを許せる。

 

自分がうまく愛せなかったという「罪悪感」を受け入れるのは痛いです。だから、パートナーもそんな気持ちを受け入れがたいと感じているかもしれない。受け入れがたいのもわかるし、許せる。

 

 

私は、すごく「悲しい」。

 

パートナーも「悲しい」のかもしれないし、あまりにも悲しみが深いからこそ、その悲しみを見たくないのかもしれない。

 

 

私は、すごく「寂しい」。

 

パートナーもすごく「寂しい」のかもしれない。だから、そこから逃げ出したいと思ったのかもしれない。

 

 

そんな風に、パートナーの気持ちに近づいていきます。

 

そして、パートナーがそんなネガティブな気持ちを抱えていることを許せるおおらかさをもてたとき、

 

もう一度、同じ部屋で同じ空気を吸うことがそれほど苦しくなくなってきます。

 

 

いいよ。

悲しいね。

寂しいね。

 

そう一緒に思えたとき、不思議とちょっぴり温かい空気が流れてきます。

 

その温かさを愛おしいと感じられたら、二人にもう一度ロマンスが蘇る可能性があります。

 

その道のりを歩けたなら、大きな宝物を手にいれたような気持ちになりますね。ラブラブ

 

 

 

 

 

ベル第4回【心理学サロン】『自由の扉を開く鍵~罪悪感を手放す~』は、5月19日(木)の開催です。何かと対人関係にすれ違いや誤解のタネをまく「罪悪感」という感情について学びませんか?囚われないですめば、ホントに楽になれます。

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