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恋の空回りへの処方箋

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mizugaki

こんにちは。

 

カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーとこの金曜日のコラムをお届けしています。

 

新緑が眩しい季節になりましたね。皆さまのハートにも希望が芽生えますように。

 

まずは、お知らせです。

 

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ピンク薔薇

 

さて、本題です。

 

4月は、日本では新年度入りする季節。進級、進学、異動など、環境の変化もあるでしょう。そうでなくても、季節の変わり目は何かと不安定になりがちです。

 

新しい環境、新しい季節の「気」を感じて、意気高く歩みだしたものの、ちょっと疲れてきたかも、という方もおられるのではないかしら?

 

「変化」は「希望」ですが、ストレスでもあります。

 

ここは、take it easy。「ぼちぼち」でいきましょう。

 

特に、もし、あなたが私と同じ「熱中するの大好き」なタイプならば、希望に駆られて猛ダッシュをしたものの、ふと気づくと人とのつながりが感じられなくて、ひょっとして空回り?なんて不安になることもありそうです。仕事でも、恋でも。

 

今日は、恋の空回りへの処方箋です。

 

彼(女)を楽しませたい!

彼(女)にもっと私を見てほしい!

彼(女)と素敵なデートがしたい!

 

想いは走る、走る、走る。

 

一生懸命になればなるほど、それしか見えません。人生の全ての問題が、ただその一点にかかっているかのように、彼(女)の表情、一言、メールのあるなしに全神経が注がれてしまいます。

 

映画はどんな映画を選んだらいいのだろう?

音楽はどんなアーティストのどんな作品だったら、感激してもらえるだろう?

どの景色を見せてあげようか?

どんなレストランで、何を一緒に食べたら楽しいだろう?

どんなゲーム?どんな本?どんなスポーツ?

 

アイディアを求めて、情報を漁る、漁る、漁る。

 

自分がそればかり考えているので、彼(女)の微笑みも、仏頂面も、あくびも、全部、自分に対する反応だとしか思えない、、、。

 

私の話はつまらないのかな?

ノリが悪いのは、私といるのが楽しくないから?

メールの返信がないのは、この間のデートが低調だったせい?

それとも私が何か不味いことを言ったのかしら?

 

想いは、かけたらかけた分だけ、期待通りの反応がないと不安を呼び、不安が不安を呼んで、いつのまにか妄想に育ちます。私はこれをネガティブ・ファンタジーと呼んでいます。

 

ところが、彼(女)は、全然違うことで微笑んだり、ふくれっ面をしたり、つまらなさそうにしていることが圧倒的に多いもの。でも、一生懸命になりすぎると、そんな当たり前のことがわからなくなります。

 

自分の想いの強さに絡め取られて、冷静に人が見れなくなるために、一生懸命になればなるほど、大事な人とかみ合わなくて焦るんです。

 

空回りってイヤですね。

寂しいし、なんだかみじめな気持ちにもなって、イライラします。

 

 

 

そんなときは、視野を広げることが求められています。

 

自分一人が空回りしているように感じるときは、どこかに「誤解」があります。

 

自分が「面白くない」という「誤解」。

自分は、「相手を喜ばせていない」という「誤解」。

自分は、大切な人を「幸せにできない」という「誤解」。

 

そして、

 

「自分は愛されない」という大いなる「誤解」があります。

 

 

彼(女)の笑顔を、その大いなる「誤解」を解く「魔法の鍵」にしたくなりますが、残念ながら、そこにはありません。

 

むしろ、盲目的に突き進んだために見えなくなったもの、やっていないこと、横に置いて放置したものの中に、答えがあるものです。

 

誰か他に、あなたにわかってほしいと思っている人はいませんか?

何か他に、あなたが後回しにしている仕事はありませんか?

あなたがやりたいと思いながら、忘れていたことはありませんか?

 

そんな、置き忘れてきたものたちを拾ってみると、落ついて周りを見る目を取り戻すことができます。

 

「十分に頑張っていたじゃない」。

 

「あら、いやだ。愛されていたじゃない」。

 

「自分があまりにも一生懸命だから、ちょっと違うんだけど彼(女)はそれが言えなくて困っていたのね」。

 

そんな真実が見えてきて、じんわりと温かい気持ちになったりします。

 

 

夢中になるのは楽しいですが、視野が狭くなると、本当に見たいものが見えなくなります。

 

そこ、ここで、立ち止まって、一休みするのも大事ですね。ラブラブ

 

 

 

 

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