木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。
担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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一概には言えないのだけれど、ずっと男子校だったり、女姉妹がいなくて、男兄弟の中で育ったりで、女性との接点があまりなかった男性の中には、女心がまるで理解できないという男性がいます。
男性同士の関わりは得意なのだけれど、女性との関わりとなると、まったく訳がわからず、男性と接するようにするという感じ。
デートのお誘いは、いつもスポーツ観戦とか、話と言えば、仕事のこと。
食事は、ファミレスや居酒屋がメインで、誕生日プレゼントは、実用的な消耗品もしくは、生活感満載の家電だったり。
「ウチの夫は、食事と言えば昔から、居酒屋なのよね」
「私の彼は、私の誕生日プレゼントはいつも、スケジュール帳なのよね」
「デートは、いつも彼の好きなスポーツ観戦ばかり」
というお話は、よくお伺いします。
そして、「たまには、特別なところに連れて行ってよ」と言うと、居酒屋ではなかったけれど、高級なソバ屋さんだったという話もありました。
スケジュール帳ばかりプレゼントされる彼女は、「たまには、花とかほしいな」と言ってみたけれど、贈られたのは「サボテンの鉢植えだった」とガッカリされていたこともあります。
こういうことが続くと、「彼は、私のことなど、どうでもいいのかな?」「私は、、彼に愛されていないのかな?」と思う人も多いのですが、そうとも言えないのです。
女性が何を喜ぶのか?どんなことを望んでいるのか?を、まったく知らないのが原因であり、彼らにまったく悪気はないということも、結構あるのです。
男性とならば、仕事上の熱い話も盛り上がるかもしれませんが、彼女と過ごすときは、たまにはロマンティックな場所で、二人っきりで過ごす方が盛り上がるなんてことも、知らないのです。
とは言っても、女性も一概にそういうのが好きとは限りませんが・・・
男性との接触が多かった人の中には、雰囲気とか、何となくとか、そういうニュアンスがまったく理解できない人が多いのです。
雰囲気が良い場所と言っても、何がよいのかわからない。
何となくかわいいものをプレゼントしてほしいと言っても、さっぱりわからない。
プレゼントするなら、機能的で利用価値があるものをと思っている人も少なくないのです。
これは、悪気があるのではなく、知らないだけですので、彼や旦那さんが、ガチガチの男!というタイプの人は、少し女性文化というものを、お知らせしてあげるといいかもしれません。
「私は○○が好きなのよ」
「私は、△△に行きたいのよ」
そうすると、私はすごく喜ぶのよということを、具体的に教えてあげると、「そうなのだ」と理解はしてくれます。
ただここで、「言ってやってもらっても意味がない」とは、言わないでほしいのです。
言わないとわからないのです。残念ながら・・・
「そんなこと、言わなくてもやっている男性もいる」というお話もあるのですが、それは、彼らが何らかの形で学んだ結果だったりします。
女姉妹から聞いたとか、今までの歴代彼女に指南されたとか・・・
「今度のデートは、楽しいところに連れて行ってね」と言ったら、車の展示場に連れていかれたという女性がいらっしゃったら、それは悪気がある訳じゃなく、わからないだけで、彼にとっては、車の展示場は楽しい場所なのだと解釈してあげるといいかもしれません。(多少ムカつきますが・・・)
「僕は楽しい。きっと彼女も楽しいだろう」という発想なのですよ・・・
残念ですが、「私は車の展示場は楽しいと思わないのよ。車で○○海岸まで連れて行ってほしいな。あそこに素敵なレストランがあるから、そこで食事しましょうよ。その方が、私は楽しいのよ」というように、とても詳しく説明する必要があるかもしれません。
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