平 準司と原裕輝で隔週にて日曜の恋愛心理学講座を担当しております。
今週は私、原裕輝が担当いたします。
暑さも少し和らぎ秋に向かい始めてきましたね。
夏が終わるのは少しさみしいですが秋の嬉しさ（気候のすごしやしさ、味覚の秋などなど）が始まるのが楽しみです。
・原裕輝が行うワークショップのお知らせ
☆『1DAYワークショップ～子供時代を癒やして今が良くなる～』
心を深く癒やしていく体験をしていただくワークショップです。
深い癒やしを体験したい、恋愛や仕事や人間関係で改善したいことがある、成長していきたい、そう思われている方には特にお薦めのワークショップです。
・料金：￥21,600-（税込み）
【大阪開催】
日時：2015/09/13（日）10:00-20:00
会場：江坂・ホテルパークサイド 2F会議室
詳しくは大阪１DAYワークショップの詳細のこちらをクリック＞＞＞
★心理学ワークショップ
・昼の部 （13:30-17:30 4時間）
『心理学を使って楽に、楽しく、幸せに生きる ～VISIONの力を使う～』
・夜の部 （18:30-20:30 2時間）
『心理学を使って楽に、楽しく、幸せに生きる ～過去を承認しよう～』
＊内容詳細内容のページはこちらをクリック＞＞
【名古屋開催】
日程：9/27（日）開催
会場：（名駅）愛知県産業労働センター1110号室 ＊ＪＲ 名古屋駅 徒歩５分
●料金
・昼の部13:30-17:30 ￥5400-
・夜の部18:30-20:30 ￥3240-
・昼夜両方受講￥7560- \1,080お得です 。
「愛し方のちがいを知ったカップル」
カップルからのご相談がありました。
彼女が彼に失望することがあり、彼へに対しての好きという気持が前ほど持てなくなってしまったとのことでした。
その女性は彼に対して好きと思う気持ちをなんとか取り戻せないかと思いのご相談をしてくださいました。
相談をするなら二人でこの問題を乗り越えていきたいと思いカップルでカウンセリングに挑むことになったのでした。
彼女：「先日、彼と別れようかなぁと考えてしまったんですよ」
原：「なんで？」
そう聞くと彼女が語ってくれたのは、彼女が風邪で熱をだして元気でいられなくなった時のことです。
彼女は一緒に住んでいる彼が「冷えピタ張ってあげようか？」と聞いてくれたり、「病院まで送っていこうか？」と聞いてくれたりすることを期待していたのですが、彼はリビングでビールを飲みながらテレビを見ているだけで特になにかをしてくれるわけではなかったそうです。
彼女は『病気なのに優しくしてくれないのか・・・』と彼にいたく失望したそうです。
そして病気なのに優しくしてくれないということは私への愛がないのではないかと思っていまいした。
そして愛されていないなら別れたほうがいいのではと考えたそうです。
カップルカウンセリングを一緒に受けにきた彼は横で彼女の話を聞いていて、とても反省をしていました。
彼：「悪気は無かったんだけど、こんなにも彼女を傷つけていたなんて申し訳なく思っている」
彼になぜ看病をせずテレビを見ていたわけを聞きました。
そうすると愛がないわけでは無いということがわかってきました。
彼は精神的に、肉体的に、しんどい時は、そっと独りにしておいて欲しいタイプだそうです。
その為、しんどそうな彼女を見た時に、とやかくうるさくかまわずにそっとしてあげて独り静かに休むことできる環境を作ってあげたほうがいいと思い、熱を出している彼女にあまりかまわなかったそうです。
つまり彼は自分がこうしてもらったら嬉しいように、彼女もこうしてあげたほうがいいのかなぁ的な判断をしていたのです。
こういうことを“投影”と言います。
彼女にとっては嬉しくなかったのですが、彼が彼女にかまわなかったのは彼なりの優しさだったのです。
しかし、彼女はしんどい時にはとやかくかまってもらいたいタイプでした。
だから、彼女は自分がしんどい時にかまってもらいたいように人がしんどい時に「冷えピタ張ってあげようか？」と聞いてあげたり「病院まで送っていこうか？」と聞いたりしてもらうほうが嬉しいだろうと思うタイプだったのです。
だから彼女は、私だったらこのようなシーンでは「冷えピタ張ってあげようか？」と聞いてあげたり「病院まで送っていこうか？」と聞いたりするのに、それをしないということは彼は私に愛情が無いのかしら？と思ったようでした。
しかし、真実は愛が無いわけではなくて愛し方が違ったのですね。
この話にはオチがありました。
彼はしんどい時はそっとしておいてほしいタイプだったのです。
彼女はしんどい時にあれこれかまって欲しいタイプだったのです。
だから彼女は彼がしんどい時には本当はそっとしておいて欲しいのに気づかずにあれこれかまっていたのでした。
彼女は彼に「それなら言ってくれたら良かったのに～」と言い、彼は苦笑い
をしていました。愛が無いわけではなく愛し方が違っていたというのは私たちの身の回りにもあるかもしれませんね。
（文：原裕輝）
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