こんにちは、成井です。
今日もご覧いただきありがとうございます(^^♪
熱帯低気圧になったはずの台風12号が復活したり、今年は猛暑&ジメジメが過ごそうですね。
私は、職場ではすでにエアコンに頼りきっておりますが、自宅ではまだ扇風機なのですが、そろそろココロが折れそうです。
でも、まずはその前にエアコン掃除しなくては(>_<)
さて、火曜日更新「モテオーラ養成講座」は
のメンバーでお届けしています。
ということで、今日は月1回の成井のターン。
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『コミュニケーションは「自分」と「相手」で成り立つ共同作業である』というのが本シリーズ通してのテーマですが、前回(第4回)は、
『表現してはいけない気持ちや思いはない。ただその表現の仕方を工夫すればいいだけ』ということ。(第3回目ポイント)
って言われても、実際どうすればいいの!?
という、表現の仕方について『私達がよく”コミュニケーション”でおちいる6つの罠』についてのお話でした。
(※ある意味、逆にすれば”コミュニケーション”の達人になる訳です♪)
私自身の復習も兼ねて再度お罠を箇条書きしますと、
◇6つの罠
3)否定形が乱用されている
4)過干渉、過保護にしてしまう
5)話題をコントロール(自分の筋書きに合うようにすり替え)してしまう
6)相手や自分の価値を下げている
となります。
前回は2つ目までお話したところでかなりの文字数になりまして、残りの4つを今回に持ち越しております。
今回で完結すべく、とても長いですが!最後までお読みいただけると嬉しいです。
では、行きましょう!
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3)否定形が乱用されている
私達の会話には、知らず知らずの間に「否定の言葉」が多数使われいます。
NOをはっきり言うことは何ら問題がないのですが、「本当に伝えたいこと」を言わない代わりに使って言う「否定形」は、相手が上手に汲み取ってくれない場合は、誤解が生じやすくなります。
今は「ツンデレ」という言葉も当たり前に浸透したり、「ヤバい!」が肯定的な意味に使われるようにもなっていますが、やはりそこでも、「私と相手が同じものをイメージできるか?」は、お互いに分かり合っていないと難しいものです。
「恥ずかしい」が言えないかわりに、「無理!」「知らない」と言ってしまったり、
時には相手が提案するないように「私も!」と言えず、「勝手にすれば」と
「お願い」が言えない代わりに、「なんで!」「やってよ!」と相手に詰め寄る言い方になってしまったり。
これを「あぁ、恥ずかしがってんだな。かわいー」と思えたり、「ほんとは?どうして欲しいの?」ともう1回聞ける人は実は余裕のある人で、自分に自信がない人であればあるほど、相手から出てくる「否定形」の言葉をそのまま受け止めてしまって、傷ついてしまうことも多々あります。
また、「私は○○できない」と自分自身に対して「否定」の言葉を使う場合もあります。
「私には無理。」
「お金ないから出来ない」
「パートナー居ないし。。。」
ココロの中の世界には【ない】という概念は存在しないと言われています。
「できない」のではなく、
「やりたくない」もしくは「やり方を知らない」だけなのです。
しかし否定形を乱用していると、それが自分にとって
「本当にやりたくないこと」なのか?
それとも「やり方が分からなくて、取り組めないように思っているだけ」なのか?
が分からなくなってきてしまうのです。
やり方が分からないだけのものは、もしかするとこの際あなたにとって「できる!」に変わる可能性もあるのですが、「できない!無理だし!」を乱用してると、「本当に自分が知らないこと」も素直に教えを請うことが難しくなってしまうのです。
ということで、いきなり長くなりましたが(^_^;)
3つ目の秘訣は「あなたにとって真実ではない”否定形”は使わないようにしよう」です。
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4)過干渉、過保護にしてしまう
カウンセリングの中よく、自分自身の気持ちについてお話されるより、
「一体、彼は何を考えているでしょう!?」
「こういう時の相手の心理って、どうなんでしょう?」
「どうしてあの時、あの人はあんなことを言ったのでしょう???」
と、相手の気持ちや、相手の行動を分析するような質問をいただくことがあります。
(実は、こうしたケースは結構多いのです。)
もちろん、自分にとって理解不能なことが起こっているからこそ「問題」となりうる訳ですし、
「分からない」という状況は私達にとって居心地のいいものではないので、「知りたい!」「納得したい!」と理解したい欲求が生まれるのは当然のことです。
(これが前向きに出たものは、好奇心だったり、探究心と呼ばれますね)
しかし、ご相談の中で、相手の話しか出てこない場合、私はよくこう質問します。
「○○さんは、どう感じたんですか?」
「○○さんは、どうしたいと思っていますか?」
相手の問題を解決しようとしても、ほとんどの場合、うまくは行きません。
なぜなら、相手がその「問題」とされる行動や態度を取るのにも、相手なりの「理由」があるからです。
そこでは、相手も「自分自身と向き合う」という作業が必要になります。
しかし、その準備が相手側にできていない時には、いくら相手に働きかけても、その労力の割に、目に見える成果はすくないのです。
という風に書くと、何か「相手を見捨てる」という風に聞こえるかもしれませんが、そうではなく、ただ「相手を変えることは難しい」のです。
そして、私達が相手の言動に大きく振り回されているような状況では、なおさら相手に関わる時に私達自身も感情的になってしまいますから、あなたの思いが相手に届きにくくなってしまいます。
私達にできることは、「自分自身の感情についてのコミュニケーションにチャレンジし続ける」ということだけ。
感情的になってしまった時に、売り言葉に買い言葉でつい思ってもいないことを言ってしまったことがある方は、
「本当に自分が相手に伝えたいことはなんなのか?」を見つけることがそのチャレンジになるでしょう。
自分の気持ちや考えを表現するときに、つい周りくどくなってしまったり、説明しすぎて相手が最後までしっかり聞いてくれない、という事が起こる場合には、
「自分の気持ちや考えをシンプルにしていく」というのがチャレンジになるかもしれません。
相手を物理的にも、感情的にも助けようとし過ぎると、逆に相手とのコニュニケーションが減ってしまうので、相手が自分自身を表現する機会を奪ってしまうことにもなります。
ということで、4つ目の秘訣は「あなたが2人分背負うのではなく、相手の力を信頼しよう」です。
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5)話題をコントロール(自分の筋書きに合うようにすり替え)してしまう
ここでいう「コントロール」とは、『相手が聞いたことに直接答えず、自分の筋書きに(ストーリー)に合うように話をすり替える』という意味です。
ちょっとイメージしてみてくださいね。
世の中は3連休だったけれど、仕事でトラブルが有り休日返上で働く夫。
外に出ることは少ないが、家の中でも部下に電話で指示したり、上司に状況を説明したり、資料作成のためPCとにらめっこが続く。
3連休、夫とゆっくり過ごしたいと思っていた妻。
しかし仕事で夫は連休中もスーツで出かけたり、家の中にいて仕事相手に電話をしたり、PCとにらめっこしたり。
大変そうなのもわかるし、邪魔する訳には行かないから、子供のことで聞いて欲しいこともあるけど、なかなか話かけられない。
そしてトラブル対応にめどもつき、ようやく家族揃って夕食を取ることもでき、その後、夫もソファーで寛いでいるので妻は聞いて欲しかった話をし始めた。
夫としてはようやく訪れた「まったりタイム」だったので、できればボーっとしたかったが、子供のことを聞いて欲しい妻の気持ちもわかるので、話を聞いていたが、夫からするとあまり共感のできない話が延々と続く。
「早く話が終わって欲しい。もう席を立ちたい。今日は本当に疲れた。」と思いながらもソファーで妻の話に耳を傾け続ける夫。
そんな夫の親身に聞いていない様子をみて、妻はこう質問します。
妻「あなた、本当に私の話を聞いてくれる気あるの?」
すると夫は少し苛立って
夫「俺はちゃんと時間割いてやってるだろ!!」
・・・
この会話のどこがおかしいか分かります?
(妻の、若干喧嘩腰な態度は、一旦横に置きましょう)
この会話のズレは、妻側は「YES/NO」で答えられる内容なのに、夫は「自分の感情」を表現していることなのです。
話のコントロール(相手が聞いたことに直接答えず、自分の筋書きに(ストーリー)に合うように話をすり替える)が起こるとき、私達は自分の感情を隠しながらも、相手にぶつけようとしていることが多いようです。
しかし、この直接ではない「歪んたカタチ」でのコミュニケーションは、お互いに気分がスッキリしませんし、未解決な感じがしてしまい、不満が残りやすくなります。
先の夫の話で言えば、妻に対して
「君からの相談は、ちゃんと一緒に考えたいと思っている。でも今日は本当に疲れているから、次の休みの日まで待って欲しい」
「今日は申し訳ないけれど、疲れすぎていてじっくり話を聞ける状態ではないので、ごめんなさい」
と言えれば、楽なのかもしれません。
私達には、誰しも自分にとっての事情や理由(ストーリ)があり、相手の言葉や態度をそれに当てはめてしまうことがあります。
妻が「聞いてくれる気ある?」と聞いたのにも、妻側にもしかすると「どうせ私の話を彼は重要だと思っていないだろう」というストーリーがあったので、夫の気のない返事に「ほら、やっぱり」と傷ついたのかもしれませんし、
夫は「疲れた。しんどい。でも妻の話は聞いてあげなくては」というのあるので、妻に「聞いてない!」と自分の頑張りを否定されたように聞こえて「これだけ時間割いてるだろ!」と言ってしまったのかもしれません。
でも、やっぱり相手に伝わりづらいのはもったいないですよね。
5つ目の秘訣は「自分のストーリーを手放す」です。
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6)相手や自分の価値を下げている
「価値の引き下げ」には、「相手の価値」と「自分の価値」の2種類あります。
『相手の価値の引き下げ』の典型的なパターンは「相手の話に割り込む」というもの。
友達同士でも、上司と部下でも、パートナーでも、親子でも、
もし、片方がまだ話している時(話が切れていない最中)に、もう片方が相手の話に割り込んで話の続きを妨害してしまったり、話題を奪い取ってしまうことがあったなら、そこには話に入り込んできた側の「私の方が優先されるべきだ」というものが隠れています。
※不特定多数の前で、Aさんが不適切な発言をしそうなのを、Bさんが遮る、とかはここには入りません。
話を妨害された方はもちろん気分が悪いですよね?
コミュニケーションは、勝ち負けでも、どちらが正しいかどうか?でも、どちらに主導権があるか?でもありませんので、相手と対等に会話するためにも「他己承認」は大切です。
『自分の価値の引き下げ」は、自分を卑下することです。
”謙遜”というのは日本人の美徳でもありますし、芸人さんでもあるような多少の「自虐」は相手に親近感を持ちますが、自分に自信がないゆえに自分をけなしすぎてしまうことは、否定的な関心を集めてしまい、やはり相手との対等な関係を築きにくくしてしまいます。
今回の私の記事もそうですが、
「最後まで読む価値はないですよ。」
「大したことは何も書いてないですよ」
と書いてあったら、どうでしょう?
「毎日欠かさず恋愛テクニックを読んでる!」という人でも、読む気分が盛り下がるのではないかと思います。
それよりも、「6つの秘訣を教えます!」と海底ある方が、「読んでみよう」と思えますよね?
ここでは「自己承認」がポイントになります。
なので、最後の秘訣は「価値の引き下げをやめよう」です。
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ということで、「コミュニケーションの達人」への6つの秘訣は以上となります。
とても長くなりましたm(__)m
文字量で言えば、きっと普段の成井の原稿の2回分(笑)