木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。
担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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囲い込む男性というのがいます。
彼女に対して、友達との関わりを極力少なくするように言ったり、結婚している場合は、奥さんに対して、学生時代の友達との関わりを禁止し、同窓会などへ出かけるのも、
「行く意味がわからない」と言って禁止。
ここまでいかなくても、彼女や奥さんが、「友達と出かける」と言うと、何か用事を作って行かせないようにしたり、不機嫌な態度を示して、暗に「行くなよ」というサインを送ったり・・・
そうすると、彼女や奥さんは、友達との関わりを持つことが悪いことのように感じてしまうことがあります。
また、結婚している場合ですと、奥さんが仕事を持つということに、尋常ではないくらいの反対を示すこともあります。
要するに、家庭外の人間関係を作ってはいけませんよ攻撃となるのです。
お付き合いしている場合だと、僕以外の人と関わってはいけませんよ攻撃ですね。
女性の側が、苦痛に感じないのであれば特に問題はないのですが、「彼や旦那さんがいても、友達も大切なのよね」という場合、これは苦痛になってきます。
ですから中には、彼や旦那さんに内緒で、友達と出かけるという人もいます。
まるで、「僕のテリトリー内に入りなさい」と囲いこまれているような感じになってしまうのです。
男性側が設定したテリトリー外に出ようとすると、不機嫌になったり、怒ったり、嫌味を言ったり、時には泣いたり、説教したりと様々なことをするのです。
どうして、女性をテリトリー内に囲い込むのでしょうか?
理由は様々でしょうが、一番多い理由は「外の世界を知ってほしくないから」だったりします。
外の世界を知ってしまうと、「もしかしたら、誰か他の男にとられてしまうかもしれない」と男性としての自身のなさがそうさせることもあります。
また、「僕のことを尊敬しなくなってしまうかもしれない」とか「知識を得られてしまうと、反抗されるかもしれない」「自分でお金を稼ぐことができてしまうと、僕の価値を認めなくなるかもしれない」等々・・・
要するに、外の世界を知ってしまうと、僕から離れていってしまうのではないかと心配していることが多いのです。
そうは、まったく見えず、偉そうに囲いこむのですけどね。
男性側の支配欲と捉えることもできますが、支配しようとするということは、支配しないと離れて言ってしまうと感じているからですよね。
自信があれば、支配する必要はないですからね。
また、支配されると逃げたくなるのもまた人の心理ですよね。
囲い込まれようとすると、余計に逃げたくなってしまう。
こういった男性には、つい「心が狭い」「小さい男だ」と言いたくなってしまう女性も多いものです。
ですが、これを言ってしまうと、男性の心は意外と簡単に壊れてしまうものなのです。
私自身も、「小さいな・・・」「もっと大きな心を持とうよ」と言って、男性たちのハートを砕いてしまった経験が多々あります。
かといって、我慢し続けるのは苦痛ですよね。
たまには友達とも遊びたいでしょうし、家庭外の関わりも大切です。
普段から、彼らの自信をつけさせてあげることは、女性が自由に外の世界と関わっていくためには必要なことなのかもしれません。
「あなたのことが大好きよ」
「あなたが一番よ」
「あなたを尊敬していますよ」
「あなたは、すごい人ですよ」
「あなたに、感謝していますよ」
こういったことを、普段から伝えておくことは、自由に外を飛び回るためには、必要なのです。
そして、友達と出かけた後は、「楽しかった。行かせてくれてありがとうね」と感謝を伝えておく。
少々、邪魔くさいと思う人もいるかもしれませんが、囲い込む男性に対しては、ひと手間必要なのです。
余談ですが、男性に対して「小さい」「せこい」「細かい」と言ってしまうと、どうやら相当傷つくようです。
これを知らなかったばっかりに、どれだけ失敗してきたことか・・・
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