ガマンのワケ

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Clik here to view. 恋愛テクニック

カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。

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福岡のみなさんへお知らせですImage may be NSFW.
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6/6（土）に福岡で3時間のスペシャルイベントを開催。

恋愛をテーマに講演＆公開カウンセリングで、あなたからのご質問、恋の悩みにお答えしますImage may be NSFW.
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日時：6/6（土）17：30～20：30

場所：天神・新光ビル2階B室

参加費：2,700円（税込）

平にぜひ会いに来てくださいねImage may be NSFW.
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平へのご質問や公開カウンセリングで取り扱ってもらいたいご相談を募集しております。
お申込み、詳細はこちら↓

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二年ほど別居していた夫婦が「もう一度、やり直す」ということとなり、先日、二人での暮らしを再開しました。

しかしながら、長期間にわたって別居していたので、たがいの生活のリズムがなかなかつかめないとのこと。また、おたがいになにかと意識してしまい、せっかく同居を始めたのに、スムーズに生活ができないとのご相談をいただきました。

単身赴任などによる別居の場合はこのようなことは起こりにくいのですが、浮気やもめごとなどで別居した夫婦がふたたび同居を始めたときにこのようなことはよく起こります。

なぜなら、双方の心の中に「こんどこそ嫌われないように、ちゃんとやらなくては」という強すぎるほどの思いがあるからです。

こういう思いにとらわれているとき、人間は自分を隠そうとします。

たとえば、みなさんが憧れの人とはじめてデートできることになったとしたら、嫌われないようにと自分のことを隠そうとしますよね。

そのときとほぼ同じような心理状態だと考えていただけばいいわけです。表面的な会話や受け答えはできるのですが、緊張や恥ずかしさのために、親密な関わりというものが上手にできなくなってしまうわけです。

また、別居の原因となった側、たとえば、ご主人の浮気がバレたことが原因であったとしたら、ご主人はとくに「悪い夫であった自分は、良い夫にならなければ」とも思います。そう思えば思うほど、自然さが失われるとともに、「○○しなければ」という思いが強くなったりして、家庭の中が職場のようになってしまうわけです。

気を遣うことは、一見、やさしさのように見えるのですが、気を遣われている側はあまりいい気分にはなれないものです。

相手にいつも気を遣われていると、「そんなに気を遣ってもらわなくても、怒らないよ」などと思ってしまいますよね。夫婦や家族というものは、気を遣わずに、だらしない関係でいられるほどうまくいくものなのですから。

ところが、真面目なカップルほど、「ちゃんとせねば」とか「こんどは失敗できぬ」という思いに支配されるために、どんどん不自然になったり、気まずくなったりしてしまうことがあるのです。

このような夫婦は寝室が別々というケースが圧倒的に多いようです。なぜならば、一人になれるスペースがあってはじめて、ヨロイを脱ぎ、自然な自分になれるからです。

人によっては、同居を再開したものの、残業などで仕事を忙しくして、家で過ごす時間を極端に減らそうとしたり、週末にはなんらかのイベントを入れ、二人で過ごす時間を少なくしようとしたりすることもあります。接点を少なくすればするほど、失敗する機会を減らせるだろうということですね。

といっても、長期的に見れば、問題の抜本的な解決になるはずもありません。このままではいずれはがまんが爆発し、二人にとってより悪い結果しか招かないことでしょう。

実際、このようなケースでは、二人が向き合って、腹を割って話し合いをすることはなかなか難しいようです。そこで、私たちカウンセラーが間に入り、双方の言い分を聞いたりするわけです。

カウンセリングではそれぞれに、「いかにがまんしていいたか」ということを告白しあっていただくようにしています。

が、そこまで気を遣い、ガマンしあっていたということを、おたがいにわかっていなかったということが圧倒的に多く、カウンセリングの最後には必ず、二人がこんなふうに怒りを表現しあうことになります。

「あんたはなにもわかってないのよ！」

「おまえはなに一つわかってない！」

二人とも相手がぜんぜんわかってくれていないということに怒りをもつわけですが、そのとき、私たちカウンセラーは「なにがわかっていないの？」と二人を追いつめます。すると、すべての答えはこの一つへと帰します。

「あんたはなにもわかっていない。私がどれだけあなたのことを愛しているのかということを。だから、気を遣ったり、がまんしたりしているんじゃないの！」

「おまえはなに一つわかっていない。どれだけおれがおまえと家族を大事に思っているのかを。だからこそ、自己犠牲だってしてるんだ！」

この次に出てくるのが、疑いです。

「ほんとに？」

「まじかよ？」

そう、疑いなのです。「なんで、こんな私を愛せるの？」、「なんで、こんなオレ様を愛せるんだ、バカ野郎」みたいなやつです。

つまり、愛されるということに信頼がもてないわけですね。

愛されているのにね。

すべてのケンカにおいて、いちばん多い原因はこれなんですよ。

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