木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。
担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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パートナーシップがうまくいくか、いかないか？と言うのは、突き詰めていくと、「相手にどんな感情を感じさせているのか？」に行きつくのではないかと思います。
もちろん、自分自身が、どんな感情を感じているのかどうかも、とても大切です。
お互いが一緒にいて、「楽しい」「幸せ」「安心できる」「信頼でいる」「ホッとできる」「うれしい」「心地よい」そんなポジティブな感情を感じることができていれば、きっと二人はうまくいっていることでしょう。
でも、どちらか一方か、両者ともに、ネガティブな感情を感じることが多くなってくると、お別れという事態につながってきます。
例えば、彼の為と思って、無理をして、何でも彼の言うことを聞いているとしましょう。
そうすると、彼女側が感じている感情は、最初は、「彼が喜んでくれてうれしい」という感情かもしれませんが、ずっと無理をしていると、そのうちに「どうして私ばっかり無理をしなくちゃいけないのだろう」とか「もういい加減、私が無理をしていることに気付いてくれてもいいのでは？」と、イライラや不満を感じ始めます。
彼側はと言うと、何でも言うことを聞いてくれる彼女に、「やさしい子だな」「おとなしい子だな」と、最初は思うかもしれませんね。
でも、こちらも徐々に、「ハッキリしないな」とか「いつも俺が決める役だな」「不満な様子だけど、言いたいことがあれば、言えばいいのに」などと、イライラや不満を感じ始めます。
また、あれがしたい、ここに行きたいと、ハッキリと自分の意見を伝えることができる女性に対して、彼女のやりたいことを実現させてあげることに、最初は充実感を感じたり、「俺ってやさしいよね」と感じていた男性も、ときには「俺のことも少しは考えてくれよ」「なんだか俺って、つかいっぱしり？」と感じるたりもします。
男女逆も、もちろんあるでしょうし、もっと他にもたくさんの状況があるでしょう。
私たちは、あまり普段は意識していなのですが、ときどきでいいので「彼は（彼女は）どんな気持ちなんだろう？」と想像してみるといいかもしれません。
あくまでも、自分ではなくて、相手なので、必ずしも自分が想像した気持ちを相手が感じているとは限りませんが、想像してみることで、「もしかしたら、○○かも？」と考えることができるようになってきます。
私たちが、誰かと別れたくなったり、誰かのそばにいたくないと思うとき、そこで感じる感情が嫌なのです。
「バカにされているように感じる」
「不満ばかりぶつけられて、気分が重くなる」
「何をするかわからないから、不安ばかり感じる」
「私のこと、好きなのかどうかわからなくて不安」
「一緒にいてもケンカばかりで、楽しくない」・・・
もちろん、四六時中ポジティブな感情ばかり感じていることは、できません。
どんなに仲の良いカップルでも、腹が立つこともあるでしょうし、不満を持つこともあるでしょう。
それは、お互い様であり、そこは2人で修正する余地がある部分になるのかもしれません。
相手と向き合うということは、相手がどんな感情を感じていて、私はどんな感情を感じていて、だからどうしていきましょうかということを、お互いに話ができるということなのかもしれませんね。
まっ、それがとても難しいことなのですけどね。
女性側としては、「どうして、私の気持ちがわからないのよ」と思いますし、男性側としては、「俺の気持ちを言えと言われても、俺も俺の気持ちなんてわからない」となってしまうことが多いですからね。
ですから、どうしても感情という面でいくと、女性がリードしていくことが必要になってくるのですけどね。
また、カップルではなく、パートナーが欲しいという状態の人も、周りの人にどんな感情を感じさせているのか？を、少し意識してみるといいですね。
笑顔で挨拶するだけでも、良い気分を誰かに感じてもらうことができているのかもしれませんし、楽しそうにニコニコと自分の話をしている姿を見て、「楽しそうだな」と誰かが良い気分を感じているかもしれません。
周りにどんな感情を与えているか？
これは、自分自身が、どんな感情を感じているかによるのです。
楽しい人と一緒にいると、楽しいですし、落ち着いている人と一緒にいると、落ち着いてホッと安心できたりします。
周りにどんな感情を与えているか？
自分はどんな感情を感じているのか？
少し目を向けてみると、いいかもしれませんね。
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