「恋愛テクニック」火曜日のテーマはモテオーラ養成講座。魅力アップのための心理テクニックや心のあり方についてお話をしています。
今週は安東が担当させていただきます。
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身体の関係を持つのって、知り合ってどれくらいがいいんでしょう?
こんなご相談をいただくことがあります。
恋愛初期、彼との関係が近づいてくると自然と意識し始めるセックス。
大人の恋愛であればごくごく当たり前のことですが、ちゃんと付き合うって言われていなかったりするとちょっと微妙。
好きな気持ちはあるんだし、勢いも大事だよね!って思う反面、なし崩し的になっちゃうのは良くないとも思う。
直感やときめきを大切にするか?
段階的にプロセスを進めるべきか?
ロマンスとセックス、そして長期的なパートナーシップの関係について考えてみたいと思います。
◎セックスとロマンスの関係
それはカップルにとって、避けては通れないテーマといえるかもしれません。
男性にとってセックスというのは、当然のように恋愛の中に含まれているものであって、セックスのない関係は恋愛関係と呼べないのでは?なんて思っていたりします。
いっぽう女性にとってセックスはコミュニケーションのひとつに過ぎないフシがある。
それは深い安心感を感じさせてくれる親密な行為ではあるけれども、近しいレベルの親密感を会話など別の手段からも得ることのできるのが女性ではないでしょうか?
パートナーに求めるものが安心感や親密感、心地良い関係であることに男女の違いは無いのだけれど、
それを手に入れるうえで果たしているセックスの役割というか、その比率の違いにはずいぶん大きな男女差があるようです。
◎身体を求める男、親密感が欲しい女
セックスしたがる男性を前に、女性の視線は時に冷ややかです。
「結局男はそれだけなんだよね」
そんな声も聞こえてきたり。
たしかに世の男性達の頭の中といえば、思春期を迎える頃からそこそこいい歳になるまでエッチのことでいっぱい。
でもね、決して私たち男性も「セックスだけできればいい」と思っているわけではないのですよ。
好きだから一緒にいたい。そう純粋に思うし、もっと親密な関係になれたらいいとも思う。
ただ、どんなに会話が楽しくて心の距離が近づいても、セックスがないと物足りないというか、どこか寂しさが残るわけです。
以前、ラジオ番組である男性芸人さんが「結局男にとってモテてるか、モテてないかはセックスできてるかどうかだろ」って言っていたのですが、これって男の本音かも。
カッコイイとか、優しいとか言われても、結局できないんだったら一緒じゃね?
みたいな感覚、男性にはあるのかもしれません。
いっぽう、女性にとってセックスというのは数多くあるコミュニケーションのひとつ。
お茶する、会話する、キスする、ハグする、そこから心が感じられれば充分癒されるし満たされる、時にケンカを通してさえ親密感を感じ取ることのできる感受性を女性は持っています。
◎セックスに頼らない親密感
心に疎い男性にとって、セックスは親密感を感じられる数少ないもののひとつ。だから執着するし思い通りにならないと子どもみたいに拗ねたり怒ったりもする。
それでは、いい関係を築くため求められるまま応えるべきか?というとそうではありません。
男性はそもそもセックスにおいても心が伴っていないい場合が多いもの。
とりわけ、恋愛初期においては心の繋がりや親密感より正直欲求の方が勝っていたりするんです。
そんな頃に求められるまま応えていったところで長期的な関係においてはあまり効果はありません。
むしろ、飽きられたり都合の良い女認定されてしまうリスクの方が高い。
美人の彼女がいながら浮気を止めない男性というのがいますが、欲求というのは
魅力 × 手に入れにくさ
で決まります。
どんなに魅力的な女性であっても、簡単に手に入ってしまうと何だかつまらなく感じてしまう、なんてことが起こってしまうというわけです。
では、長期的な関係を育むにはどんな風にセクシャルなコミュニケーションを取っていけば良いのか?
まず、冒頭の
「身体の関係を持つのって、知り合ってどれくらいがいいんでしょう?」という質問ですが、実のところ知り合って、あるいは交際が始まってからセックスまでの期間というのは短い分にはそれほど問題にはならないと考えています。
恋愛初期にはどうしても男性側の意識はセックスにフォーカスされやすくなります。そんな時には流れに任せ勢いに乗ってみることも大切。
大切なのはその後の方で、会うたび毎回や気の乗らない時にムリして合わせることはやめておいた方がいい。
適度な渇望感を感じさせておくくらいが丁度いいということを押さえておきましょう。
お預け状態になった彼は、不機嫌になったり落ち込んだりするかもしれませんが気にしないこと。主導権はあくまであなたが握っているということを示すことが大切です。
そんなことしたら彼が離れてしまうと不安になってしまいますか?
その気持ちは分かりますが、でも大丈夫です。
人は、手に入りにくいものにこそ情熱を傾けるもので、手に入ったものや手に入れやすいものからは急速に情熱が冷めてしまいます。
時々はこうして簡単にはいかないところを見せておくことが情熱を長続きさせるうえで大切なんです。
そしてこんな時こそ、セックスに頼らない親密感をふたりの間に見つけていくチャンスです。
会話や軽めのスキンシップからでも充分に、心地よさや親密な感覚を味わえるということを教えてあげましょう。
少なくとも2ヶ月から3ヶ月こういった関わり方をしていけば彼の中にも少しづつ、セックスに頼らない親密感の感覚が芽生えてくるはず。
長期的な関係の第一歩はそこから始まると言っても過言ではないのです。
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今週も最後まで読んでいただきありがとうございました![]()

今回は、恋愛初期におけるセックスとロマンスの関係という一面からお話をさせていただきました。夫婦関係や永くお付き合いが進んだカップルの間にあるセックスのテーマとは本質的な問題が違いますので、機会があればそちらもまた記事にしてみたいと思っています。
また、この記事をお読みいただいての感想や質問などぜひコメント欄にお寄せください。簡単ではありますがご質問には必ずお応えさせていただきますのでよろしくお願いいたします!
「モテオーラ養成講座」次週の担当は那賀まきカウンセラー、
次回安東秀海の登場は6月2日(火)となります。
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