こんばんは。カウンセリングサービス の大塚統子 です。
木曜日に大門昌代 ・大野愛子 とともに「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに書いています。
今回は大塚が担当です。
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彼との関係で、「これって、そういうことじゃないかなぁ。」と想像して不安になったり、「なんでこうなのよっ!」と理解不能になってイライラしたりすることはありませんか。
男女や価値観の違い、「違いがあるのは知っているけれど、なかなか彼とのすれ違いが埋まらない。」というお話を聞くことがあります。二人の課題はコミュニケーションかもしれませんが、その前段階でまず自分自身がもっている「観念」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
◆ 観念とは
固定観念・貞操観念・強迫観念といった言葉があるように、観念とは「○○は△△だ。」とか「~すべき」「~してはいけない」などといった考えのことを言います。観念は一人一人で異なっていて、いわば「自分的常識」を形成しています。私達はその自分的常識を数千~数万持っているようです。
◆ 簡単な観念チェック
1.女性は○○しなければならない。
女性は○○してはいけない。
2.男性は○○しなければならない。
男性は○○してはいけない。
3.パートナーには○○しなければならない。
パートナーには○○してはいけない。
4.恋愛は○○だ。
5.結婚は○○だ。
この○○に当てはまる言葉をそれぞれ10個ずつ書き出しましょう。
それが今のあなたの女性・男性・パートナー・恋愛・結婚についての観念です。
どんな観念が出てきたでしょうか。
あなたのパートナーが心理テスト好きな人ならば、二人で書いたものを比べて話し合ってみるのも楽しいかもしれませんね。
◆ 観念の改定
さて、書き出した観念のうちに、あなたを苦しくしている観念、あなたを制限している観念、あなたを縛っている観念はありませんか。
もし変えていきたい観念があったとしたら、どう変えたいでしょうか。
私達の観念は、過去の経験に基づいて編み出されています。失敗や恥などを再体験しないように作り出された観念もありますし、家族の影響・親のしつけで常識と植えつけられた観念もあります。テレビやネット・本などの情報媒体から身に付けた観念もあるでしょう。
そして、これらの観念は自分が考える「自分的常識」「自分流の決めごと」ですから、自分の意志で変更することができるものです。
例えば、「女性は家事をしなければならない。」という観念があるために、家事が苦手な自分が批判されるような気がして不安になったり、まったく家事をしないパートナーにイライラしたりしているのだとしたら。
「女性は家事をしなければならない。」という自分的常識を改定、あるいは基準を緩めたら、不安からもイライラからも解放されるのではないでしょうか。
「家事は家族で分担する。」「できる家事はするけれど、できないことはお願いする。」「家事のうち掃除・選択は私が担当する。料理は彼に担当してもらう。」「家事はできる範囲でやればいい。」などと観念を改定したら、今より楽で楽しい関係を築いていけると思いませんか。
自分がどんな観念をもっているのかを知ってからコミュニケーションしようとすると、不安や不満を何とかしようとするコミュニケーションとは一味違ったコミュニケーションができるのかもしれません。
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3/1仙台ワークショップにご参加くださった皆様、
3/7東京ワークショップにご参加くださった皆様、
どうもありがとうございました

次回ワークショップは、東京4/26・仙台5/10担当予定です。
またお会いしましょう

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>>>大塚統子のプロフィール


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