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こんにちは、清水三季央(しみずみきお)です。いよいよ12月に入りましたね。先日、六本木でミッドタウンの青色LEDの動くイルミネーションを眺める機会がありました。青色LEDの開発に携わった方たち、企画やデザインをされた方、実際に設置された方、たくさんの方の想いや夢が現実になっている様子が感じられて感動的でした。今回は葛藤をテーマにしたいと思います。
◆葛藤とは?
男女関係その他の場面で、正しくありたいけど、自由でわがままにしたい、良い子で認められたいけれど、ありのままで愛されたい、告白して交際したいけれど、振られるのは嫌だから友達のままでいたい、結婚したいけれど、独身の自由は失いたくない、お掃除でモノを捨ててスッキリしたいけれど、どれも大切に保管しておきたい、すごく憎たらしいけれど、実は愛している、など2つの相反する感情や行動や態度などの矛盾に、苦しんだり、悩んだりすることって多くあると思いますが、これを指して、葛藤と呼んでいます。
こうしうた葛藤に苦しむ時のヒントをお伝えしたいと思います。割と当たり前な考え方ですが、改めて向き合ってみると、意外と使える考え方でもありますので、役立ててくださいね。
◆お掃除のTV番組を見ていて
大掃除の季節でもあるので、TVでもお掃除ネタというのが増えてきたようで、先日、偶然、大掃除と、遺品整理の2つの番組を見ました。
大掃除でも、自分の持ち物に愛着があって、なかなか捨てたり整理しきれないところがあるものですが、遺品整理となると、一つ一つのモノに亡くなった大切な方との思い出が詰まっていますから、本当に整理が難しいところがあります。
番組では断舎利のように不要なモノは捨てていくのですが、その中で、捨てられないモノ、整理できないモノは、専用に、グレーゾーンの箱をつくって、これに、一旦入れておくという方法がとり入れられていました。(確か2つの番組に共通していたと思いますが、記憶違いだったらすみません)一旦、グレーゾーンとしておいて、後日、またグレーゾーンの箱の中から、捨てられるものは捨てていくとよいようです。
捨てるか、捨てないかの2択ではなくて、グレーゾーンという3択目を作っておくという考えですね。
実際には、きっとモノを捨てられない方は、グレーゾーンの箱ばかりが増えてしまって、お掃除にならないという結末になったりするのかもしれませんが、だとしても、来年末まで、グレーゾーンの箱を開けずに1年が過ぎたということになれば、その箱ごと捨てる勇気につながるかもしれませんし、今年も整理しきれなかったという罪悪感からは解放されて、見栄えも、ゴタゴタしたモノが見えず、箱が見えるだけでスッキリしそうですので、シンプルですが、役立つ考えだなと感じました。
このグレーゾーンという考えは、心理的な、葛藤の解決にも役立つのです。
◆グレーゾーンがあっていい
お掃除番組の例のように、男女関係その他の場面でも、2つの葛藤に苦しむ時に、グレーゾーンという選択肢をつくって考えていくと葛藤の解消に役立つ場合が多いです。
男女関係で多そうな例を挙げてみたいと思います。
・出会って少し興味があるけれど、好きなのかどうかはわからないし、不用意に付き合って続かなかったら嫌だと感じるような、相手がいたら、グレーゾーンとして少しデートしてみてその後の自分の気持ちの変化、の様子をみる。例えば、数回デートをした後、相手が少し距離を置いてきたという展開があれば、自分の側も、実は好きだったとか、やっぱり好きでもなかったなど、クリアに見えてくるということもあるかもしれません。
・離婚や別居をしたいけれど、子供のことを考えると踏み切れないという時は、時々外泊をするというグレーゾーンを自分に許可してみる。意外と子供も外泊の時に機嫌がよさそうで別れへのプレッシャーがなくなったり、外泊すると実は寂しさを感じる自分がいることに気づいたりという次の展開が見えてくるかもしれません。
・言いたいことがあるけれど、言って関係が悪くなるのは嫌だという場面では、「2人の関係をよくするために言いたいことがあるのだけれど、なかなか言い出せなくて苦しんでいる気持ちがあるの、中途半端だから、こう言われてもどうしてよいかと戸惑うかもしれないけれど、この気持ちだけでもわかってほしくてコミュニケーションしてみたの」、というように葛藤そのものをグレーゾーンとしてコミュニケーションしてみると、「大丈夫だから言ってごらん」と、相手のリアクションによって、言いにくいことが言えるようになるという次のコミュニケーションへの展開がスムーズになる場合もありそうです。
上手にとりくむことができれば、決め切れないものをムリに決めようとして、葛藤して、時間を無駄にしたり、苦しんだり悩んだりしてしまうことを、避けたり、スムーズにすすめたりしやすくなりますのでおすすめします。
◆終わりに
葛藤の悩みや苦しみは、男女関係その他の場面で多く登場しますので、ヒントにしてとりくんでみてください。別れた彼への想いや、亡くなった方への想い、大掃除、遺品整理など、合理的にはどうすればよいか頭ではわかっても、なかなか気持ちの整理がつかない、行動が伴わないというような場合など、カウンセリングを通して葛藤を解消していくこともできますので、ご興味がある方は、使ってくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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