■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。
先日・10月26日開催のカウンセリングサービス東京感謝祭。僕も名古屋から参加させていただきました。本当ににたくさんのお客様に来ていただきまして、心より感謝感謝、でございます!
今回の感謝祭が、みなさんの何か日々のインスピレーションになったり、またイベント自体を楽しんでいただけたならば嬉しいです。なかなか全ての皆さんとお話する時間がなかったことは残念ですが、今回も何かのご縁ということで、皆様とまたお会いできる日があればと思っております。本当にありがとうございました!
■それでは今回のテーマはこちらです。
別れた彼からのコンタクト。
例えばこんなケース。
彼から「別れよう」って言われた数ヶ月前。話し合ってもどうすることもできないから、一度別れることになり。それから私もワガママだったなって反省もしたんです。もちろんまだ彼のことが嫌いになったわけじゃないから辛いし悲しい・・・。
そんな時に彼から突然の連絡。凄く迷ったけど、その連絡に答えた私。
・・・彼とメッセージを交わしている時は、ちょっと嬉しい。私もまだ好きだし、彼も嫌いになったわけじゃないと言ってくれるから。
ただ彼は「それはあくまで友達として」と言う。それがいつも切なくて。
じゃ、どうして彼はまた私に関わろうと思ったの?彼はどうして別れようって言ったの?
こんなにすぐに連絡をくれるなら、なんで別れなきゃいけなかったの?
それが分からないんです。今、彼は何を思っているんでしょうか?
今の私は彼ともう一度やり直したいと思うけれど、どうなんでしょうか?
今日は別れた彼とのことがテーマ。
これはこのブログ「恋愛テクニック」水曜の以前のテーマ「男心のウラオモテ」の中で一度書いたような内容ですが、また再度違った切り口でテキストを書き進めてみたいと思います。よろしければお付き合いください。
■今回は「別れを切り出したのは彼」という前提でお話をさせていただきたいと思うのですが。
今回のような「男性が「嫌いじゃないけど別れる」という選択をするとき、男性は何を感じているか?」というご質問は少なくないんですよね。
とはいえ、男性と別れにつきものの感情。基本的には「罪悪感」です。
が、・・・カウンセリングでお話をお伺いさせていただいていると、その感覚の表現はやはり個々の男性によって違うとも思います。なのでカウンセリングの中で「彼はあなたから見てどんな人のように思います?」と僕からご質問させていただくことは多いのですが。
そうはいっても彼の気持ちを推し量りたいと思って不安を抱えていらっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回は、いくつかの男性のタイプ別に分けて、男性の「別れ」や恋愛パターンについて、それぞれ男性が感じているだろう感覚を僕なりにお伝えしてみたいと思います。
今日はまず3つのパターンについて。一つの見方・考え方として参考にしていただければと思います。残りはまた次回に書かせていただきます。
なお、実際には男性によって感じている感覚のニュアンスの違いはある、ということだけは先にお伝えしておきたいと思います。また、不倫や浮気などが絡むケースはこの限りではありませんので念のため。
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○彼が責任感の強く、何でも自分のせいだと感じやすいタイプの場合
何事にも責任感が強い男性はどこか一方的に「恋愛関係」の責任をも背負ってしまう傾向があります。「愛すること=パートナーが無傷で苦労がないこと」だと真剣に感じている男性もいらっしゃるかもしれません。
もちろん実際にそういったことはあまりなく、お互いにいろんな経験をしながら絆を深めていくプロセスのほうが圧倒的に多いと思うんですけれどもね。
しかしこのタイプの男性は、二人の関係の中で向き合えないことや衝突が増えれば増えるほど、「自分はパートナーを不幸にしている」という感覚を持ちやすくなります。
だからもっと男性にとっての愛情表現の一つ「責任感」を背負うわけです。相手をラクにするために。だからほとんどパートナーをアテにはしません。まぁ自立の極みのパターンとも言えます。
そんな男性は、常に自分に対し自立を求め、助けを拒絶し、頑張れない自分に自己批判を強く向けますから、「パートナーと一緒にいる時間=自分の責任を感じる時間」につながってしまいます。そしてその限界が来た時に、もう無理かも・・・と思うことがある。
結果、「もう付き合えない」「別れてお互いに楽になろう、君も楽になるはず・・・」という発想を持ちやすくなるんですね。
→とりあえずの傾向と対策
責任感が強くて何事も背負うタイプの男性を追い込むと、多くの場合、自分の無力さを認識します。なので、とりあえず友達スタンスは崩さずある程度時間をかけてもいいぐらいの気持ちで。
「手放したら彼がどこかに行ってしまう」と焦って追いかけると、相手がよっぽどあなたに未練がない限り、彼の方から去ってしまうかも。
自分と相手の幸せを願いながら、自信を持って相手に今までの感謝を伝えていくと様子が変わってくるかもしれません。あくまで一つの可能性としてですね。
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○彼がコントローラータイプである場合
自分が思うような状況をつくろうと人をコントロールするタイプさんは、一見頼りがいのあるタイプの男性である、そう見えることも少なくないですね。実際に頼りがいのある男性であったり、仕事などバリバリこなすタイプである場合も少なくないでしょう。
一方、恋愛ではとかくあなたを説得したり論理的に納得させようとすることが多いタイプでもあります。だから恋愛中はあなたに素直な気持ちをそのまま伝える、ということよりは、「どうして僕がこう言うのか?」の理由をこんこんと説明するでしょう。なので恋愛中はあなたが彼に合わせるスタンスが多くなかったかな?と思います。
そのタイプの男性が別れを意識する時は、やっぱり自分が思うような状況が作れなかった時。恋愛が自分の興味のある仕事の負担になるだとか、あなたと分かり合えない状況への不満だとか・・・。それがいいかどうかは別にして。
ここに強いストレスを感じて恋愛を辞めたくなるんですね。そして上手くいかなかった恋愛に対する、男性の「No」という判断はとても強いのです。だから一度終わった恋愛だと認識していれば、もう一度あなたの方を向こうと思うことは本来少ないはず。
なので、このタイプの男性が「嫌いになったわけじゃない」とあなたに伝えてきたなら、それは相当にあなたという女性が魅力的である証拠だと思っていいケースかもしれません。
ただ、あなたが別れた彼と復縁を望んだ時、いろいろと条件をつけてくるのもこのタイプの特徴かもしれませんね・・・。
→とりあえずの傾向と対策
まずお互いの対等さが持てるかどうか?ちゃんと向き合って話ができるかどうか?です。そのためにもあなたに自信が必要ですよね。そうできた上で彼に優しさや理解を与えられるか?が鍵。コントロールには信頼が癒しのメソッドなので。
とにかくあなたにとって譲るところだけでなく、ちゃんと自分を主張できるところを持つことも大切です。このタイプの場合はある程度の「割り切り」や「彼に向き合う勇気」が、あなたに必要になるかもしれませんね。相手の機嫌ばかり取るとブンブン振り回されかねません。
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○彼が優しくどこか心配性な方の場合
どこか若い男性や、かなり精神的にご苦労をされてきた男性に多いこのタイプは、繊細な感覚を持った男性だからこそ、女性の気持ちに寄り添いやすいという長所がありますが、逆に女性の気持ちを推し量りすぎて何も言えなくなる、といった苦しみを抱えやすいのがこのタイプの特徴かもしれません。
心理的には「癒着」した人間関係を持ちやすく、相手の気持ち次第で自分の気持や言動が決まるという傾向がある場合も少なくありません。そしてその癒着がもたらすものの一つが「自分のネガティブな気持ちを伝えれば、相手はきっと傷つくし悲しむ。だから言えない」という我慢。
これが募っていけば、いつか自分の本音を言わないと恋愛自体が苦しくなっていくのは明白ですが、しかしこのタイプの男性には「優しさ=愛情」という大義名分があるので、自分の本音や言いたい事を限界まで我慢します。
そして別れを伝える際も、相手を傷つけないように「君のことが嫌いになったわけじゃない」「自分が悪い」と説明してから、「でも苦しいしお互いのために別れよう」と伝えてくるのです。
なので、このタイプの男性が別れた後にもあなたに関わるとき、自分の中の未練もあるでしょうが、それと同時に「あなたの様子をうかがっている」なんて意識も少なからず持っている可能性があります。
そしてあなたが別れを迎え、辛い気持ちを抱えたまま復縁を望めば望むほど、男性はあなたと距離を取りたくなる可能性がある。男性にとってあなたが別れた後も嫌いじゃないなら余計に、あなたを傷つけたという罪悪感を感じるのが辛い、わけです。
→とりあえずの傾向と対策
このタイプの場合、あなたが先に心を癒してタフに強くなったり、過去の恋愛を学びに変えたり。とにかく傷ついた気持ちのまま恋愛しないようにすることが鍵。
そもそもお互いにナイーヴな感覚が共鳴しあいやすいパートナーシップなのではなかったでしょうか?互いに心配しあう関係性のままだと、男性が自分を責めてあなたに向き合えなくなる可能性が・・・。また、男性の前であなたが頑張って愛したり、辛いのにやせ我慢すればするほど、上手くいかないパターンだとも言えます。
また、お互いに向きあえてもお互いに癒やされていない、我慢し続けている心の痛みが多い分だけ、お互いに腫れ物にさわるような、過剰に気を使いする関係になったり、と、妙なカタチで依存しあう関係性ができてしまうかもしれませんので要注意です。
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■もしあなたがもう一度元のパートナーと向き合いたいと願われるのであれば、とかく別れた後の元パートナーからの連絡がある時って「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のような気持ちになりやすいもの、という部分にも気づいておいていただきたいなと思います。
だからこそ、あなたの心の余裕は持っておきたいところですね。じゃないと目の前の現実に振り回されちゃうこともありますし・・・。
また、別れの痛みが強い時はあまり頑張らないでくださいね。
あなたにどこか元パートナーへの執着が強くあるならあなたを自由にするために「手放し」も必要なときもあるでしょう。元パートナーの反応であなたの気持ちは振り回されるぐらいなら、ちょっと勇気を出して相手は距離を置いてみましょう。
そして、その時間を使って自分に対する信頼を高めていくことです。これが基本的なスタンスには変わりはない、と考えてみてください。
このテキストが「元パートナーはどういう人だった?」とあなたの理解を深めていただいたり、「どうしてあげればいいのかな?」という時、実際に関わる時のインスピレーションの素になれば、と願いつつ。
今回は以上です。最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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