ガッカリできると、人生は豊かになる

こんにちは。
カウンセリングサービスの村本明嬉子です。


台風が近づいていますね。
クライアントさんの中には、秋バテなる症状の方が多いようですので、皆様、ゆっくり夏の疲れを癒してくださいね。


さて、今日は、ガッカリすることのすばらしさについて。

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日々生きていると、嫌な事、ガッカリすること、やりたくないこと、つまんないこと、そんな気持ちにさせられる出来事が点在しています。


会社の飲み会があって、出なくちゃいけないんだけど、嫌だ！
楽しみにしていたことがドタキャンになって、ガッカリ。
大勢で楽しむ場面に出席してみたけど、つまんない。
今日、会社に行きたくない。
お部屋の片付けが苦手。。。


そんな出来事が、チラホラ、アチコチに。


こんな時は、ガッカリしたり、気持ちがダウンしてしまいます。


みんな、こんな気持ちは感じたくないですよね？


でも、この気持ちをどう扱うか、で、人生の豊かさが変わるんです。


感情って、あなたの意志に関わらず、絶えずわき出している湧き水のようなものです。
コントロールできないし、どんなものがわき出してくるのかわかりません。


ビックリするくらい美しい時もあれば、ビックリするくらい濁っている時もあって、「マグマですか？」というくらふつふつしている時もあれば、カラフルな時もあるでしょう。


このわき出して来る湧き水を、濁っているときは好きじゃないから、ふたをしてしまうとどうなるでしょう？？


もっと濁ります。


日常で自然発生的に起こるこういった、ガッカリやダウンな、できれば遭遇したくない気持ちにふたをしようとすると、出て来れなくなった気持ちはあなたへと向かい始めます。


そうすると、いつの間にか、あなたは頭の中で自分を責め始めるんです。


「社会人として飲み会がつまんないなんて、思っちゃダメ！」
「ドタキャンされるなんて、私、嫌われてるのかな？」
「皆の中で楽しめない私は、何か問題があるんじゃないかな？」
「会社に行きたくないなんて、人間として欠陥だわ。。。」
「お部屋が片付けられないなんて、女性として失格！」


これ、ぜーーーーんぶ、罪悪感という感情で、あなたがあなた自身を責めている言葉なんです。


ガッカリすることをさけようとすると、外に出れなくなってしまった感情は、あなたを責める方向へと向かい始めます。
（他人へと向かう場合もあります。それが、愚痴ですね＾＾）


そうすると、結局、一時がっかりするよりも、心理的なダメージが大きくなってしまうんですね。


それよりも、少し勇気がいりますが、その時のダウンな気持ちをそのまま受け入れたほうが、早く気持ちが切り替わったりします。


自分を責めるというのは、自分で自分を殴っているようなもので、殴るエネルギーと、殴られるダメージを両方くらってしまうわけです。
ダメージが大きいんですね。

それよりは、ガッカリな気持ちを受け入れて、次に進んだ方が早かったりします。


「つまんない！」
「ガッカリ！」
「シュンってするな」
「嫌だ！」
「しょうがない＾＾」

そうやって、素直に受け入れてあげる。


そうすると、自然と気持ちが切り替わっていきます。


あなたのせいでその出来事が起きたわけではないし、ガッカリな気持ちは悪いものでもないし、そんな気持ちを感じてしまうあなたは悪い人ではありません。
そんな気持ちになって普通だし、あなたはいい人です＾＾


最近、不妊治療をされている方のカウンセリングが多くなっています。


ワクワク楽しみに、赤ちゃんができるのを心待ちにしている分だけ、今回ダメだったって結果に直面したときに、自分を責めてしまうんですね。
そうすると、

「私の何がいけないんだろう？」
「やっぱり、あれをやっておかなかったから。」
「過去の私の行いが。。。」

と、過去の自分にまで矛先が向き始めます。


でも、「ガッカリしちゃいますよね。」「悲しいんですよね。」って、そんな気持ちを素直に受け入れてみると、「自分を変えなくちゃ」「何かしなくちゃ」ってリキんでいた力が、ホッと抜けていきます。


ひとしきり、涙が出たり、悲しかったなって感じられた後は、
「やっぱり私、子供が欲しいんです。もう一回、トライしてみよう！」
って思えたりします。


日常には、あなたをいい気分にさせてくれることも、なるべく遭遇したくないんだけど、気分をダウンさせることもおきます。


気分がダウンな出来事に出会ったときに、あなたを大切に過ごすほど、人生は豊かになります。


あなたの毎日が、やさしく豊かなものでありますように。
そのヒントになれば幸いです。


村本明嬉子

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