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好きになりすぎて上手くいかない?

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浅野

カウンセリングサービス 浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。

先週、少し長めのお休みをいただき妻と旅行に行っておりました。九州方面に向かい、温泉に身体を浸してリフレッシュ!とてもいいお休みをいただきました。

何だかその温泉はまるで化粧水のような泉質らしく、肌にアレルギーがある僕にはとても優しいお湯でした。まぁ、あまりに心地よく調子に乗って何度も温泉に入り、「そんなに入っていたんですか・・・」とお宿の方に驚かれましたが(笑)


■それでは早速、今日のテーマです。

恋愛のご相談でこんなお話をお伺いすることがあります。

私、どうしても好きになった人との恋愛が上手くいかないんです・・・。誰かを好きになると好きになりすぎちゃう感じで。時々相手をどこか束縛してしまうというか。

そんなことしちゃいけないって分かっているんですけど、普段はしっかりしている人に見られやすいようで、その分彼に「ちょっと重い」と言われたりすることもあって。

だから、重くならないように自分のことを好きになってくれる人と付き合ってみるんですけど・・・それも上手くいかなくて。

一体どうすればいいのかな?って。このままだと恋愛することが嫌になっちゃいそうで。


どこか相手に強い想いを持っていく。結果、相手を縛ってしまう。これ、確かに不安がなせる業とも言えますね。

好きになっても相手がどこか振り向いてくれなかったらどうしよう?だとか。相手にちゃんと自分の気持ちを伝えたいと思うからこそ起こることだとも言えます。

ただ、カウンセリングの現場にいますと、その動機が不安だけではないケースに出会うことがあります。ということで、今日はこういったご相談について書き進めて見ようと思います。よろしければお付き合いください。


■好きになると相手に強く思いを伝えたくなる。相手を縛ってしまいそうになる。このようなお話をじっくりお聞きしていくと、僕自身あることに気づくんですね。

それが「習慣」のこと。

どこか自分の気持ちで相手を縛ってしまう・・・とおっしゃってくださる方の中には、そもそもご自分がいろんな観念(思い)に縛られて生きているケースって少なくないんです。それはもうご自分でも気づかない感じで。

例えば、いわゆる「あるべき」という感覚。男とは、女性とは、社会人とは・・・・こうあるべきだという感覚。また責任感、義務感も同じですね。

これに強く縛られているタイプの方(どこか真面目で実直、しっかり者と呼ばれる方に多いですね)は、自分が強い観念に縛られている分だけ、悪意なく相手を縛ってしまうことがあるんです。

また、その自分を縛る感覚がないと、どこか心の中で違和感を感じたり、不安を感じるという方も少なくないんです。

どこか私達は、自分に対して行っていることを相手に対しても行ってしまうという側面がありますからね。それは良いことも、そうではないことも含めて。その行動の動機に差はあれど、半ば無意識的に行ってしまうものです。

なので、どこか当たり前のように自分を何かしらの観念で縛っていると、恋愛の中で相手のことを強く縛ってしまう、なんてことが起こるんですね。


■また、別の角度から眺めてみると

あなたの生育過程で「強い束縛やそれに似た観念」の影響を強く受けると、恋愛でも相手を縛ってしまうなんて現象が起きることもあります。

例えば、とても厳格な家庭でお育ちになった方の恋愛。

厳格なご家庭で育つということは、どこか家庭内に強いルールが存在することって少なくないんですね。

また、ルールだけでなく、ご両親自身がとても強い存在、脅威のようにお感じなっている方も少なくありません。どこか両親に監視されている、睨まれている、信じてもらえないといった感覚をお持ちの方もいます。

すると、どこかその家庭という世界の窮屈さから飛び出したいという気持ち、自由の望む気持ちが出てくる反面、その家庭環境に馴染んでいる度合いだけ、強いルールや束縛に似た感覚がない世界に、違和感を感じたり、不安を感じることがあるんですね。

だからこそ、恋愛に自由さを求め、今までに無かった自由な感覚を求めつつも、恋愛の中で不安や違和感を感じる度合いだけ、相手に対して「自分が体験してきた強いルールや束縛に似た感覚」を与えてしまうことがあります。

そうすることで安心感を感じたいと心が感じることがあるということでもありますね。

もちろんこういったケースの殆どは無意識的に悪意なく行われることが多いと思うんですけどね。

特に厳格な家庭でお育ちになった方は、愛情と抑圧、安心感と窮屈さなど、どこか相反する感覚を同時に感じて生きている事が多いんですよね。

その感覚が恋愛や、結婚後・家庭を持った時にあなたのハートの中でムクムクっと沸き上がってくることがあるんです。

なのでこれも一つの習慣のような形で、好きになった相手との自由な関係を望みつつ、しかし実際は自分や相手を縛ってしまう関係ができあがってしまうことも少なくないんです。


■ということで、僕がこういったケースのカウンセリングをさせて頂く時。

「まずあなたの心を自由にしていきましょうね」ということをご提案させていただくことが多いんです。

こういったケースでは、既にあなたが「相手を縛ってしまう」ぐらいに強く「自分を縛る感覚」「自分が縛られている感覚」をお持ちの場合が多い。

ですが、その自分を縛るものや、縛られている自分が悪いわけではないと思うんですよね。

なので、今まで役に立ったこともあるだろうその「ルール・責任感や義務感」を感謝とともに緩めたり、ご自分をゆっくり手放して行くアプローチを取ることがありますね。

また、その観念がご両親など「あなたにとっての脅威・怖れ」から生まれているものなのであれば、まずあなたの感情として開放しながら、あなたにとっての脅威や怖れを感じるものに対する感覚を、少しづつ変化させていくアプローチを使うことがあります。


実際のカウンセリングの中ではセラピーという手法を使うこともありますが、今日は簡単な実習、セルフワークとしてもOKな方法を最後にご紹介してみますね。

○ブロックメモのような紙とペンを用意して、自分の観念を書き出していきます。観念はありとあらゆるものを書いてOK。特に恋愛がテーマなら恋愛の中で感じている観念・感覚を書いていくわけです。

○そして、書きだしたあなたの観念は必要なのかどうなのか?ちょっと客観的に見ながら、必要なもの、不要なものを分けていきます。信頼できる人、お友達と一緒に選んでみても効果的ですね。

○最後に不要になった観念には「今までありがとう」と感謝を伝えながら手放していくんですね。要は自分の手から放しその観念を書いたメモを捨ててしまうんです。

こういったことを繰り返してみると効果が出ることがありますね。

何よりココでのポイントは「感謝して手放す」

繰り返しになりますが、今まであった観念は悪いものと限ったわけじゃなく、あなたにとって役に立ったこともあるはずなので感謝しながら手放していくことが大切なんですよね。

逆に、嫌って手放すと、時にその観念に追いかけられることもあるのでちょっと注意が必要ですのであしからず。

今回は以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。


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