こんにちは那賀まき です。
火曜日の「モテオーラ養成講座」(第3週)を担当しています。
どうぞよろしくお願いします。
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先週は、カウンセリングサービスの母体である神戸メンタルサービスの5日間のヒーリングワークに参加していました。
わたしがカウンセラーを目指す前、
毎日が悩みでいっぱい、しんどさでいっぱいだった頃を知っている先輩達が
久しぶりに参加していたので、みんなによってたかって
「こんな人じゃなかったのにねぇ~」とか、
「あの頃のあんたに近づくのは、ほんま怖かったわ~」とか、
「ええっっっ、ホントにまきちゃん?あのまきちゃん??」とか・・いろいろと声をかけられました。
(関西だと、こういう状態を「いじられる」といいます。まぁ、親密感いっぱいにかわいがってもらった・・ということです。)
そんな様子を見ていたある後輩に
「まきさん、その頃と今とでは何がいちばん変わりましたか?」と聞かれました。
「こんな人の顔、見てるのもいや!!と思っていた夫が、
「最高に頼れるパートナー」という存在になった。
わたしがお母さんでごめんなさいっ!と思っていたのが、
わたしがお母さんよと平気で言えるようになった。
失敗してめっちゃ反省することはあっても、自己攻撃をしすぎなくなった。
笑ってる時間が増えた・・・等々、変わったことはいろいろありますが、
いちばん変わったのはなんだろう?
改めてそう考えたときに思いついたのは
「だいっきらいだった自分のことが、嫌いじゃなくなった。むしろ、好きかも?」ということでした。
「自分を好きになる」ことで、
物事の見方、感じ方、受け止め方が変わるし、周りの人の反応も変わります。
ということで
今日のテーマは「自分を好きになるということ」について・・です。
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私たちの心の働きの一つに「投影」というものがあります。
例えば、あなたが空を見上げたとき、「すっごくきれいで気持ちいい空!」と思ったとします。
ところがその直後、大っ嫌いな上司に八つ当たりされたとしたら、
「もう~、この空、まぶしすぎるのよっっっ!ちょっとは曇りなさいよ」と、
空に向かって文句を言ってしまうかもしれません。
同じ空を見ても、
その時の心の状態によって、感じ方が変わるのは、
自分の心の状態を周りの世界に投影しているからなのです。
自分の心の状態を周りの世界に投影しているという見方をすると、
自分に対する評価や好悪が、自分の周りの世界をどう感じるか?ということに影響を与えていると考えることができます。
自分を嫌っていると、周りの人も自分を嫌っているんじゃないか?と感じ、
自分を好きだと感じていると、周りの人からも愛される存在だと感じる・・というように。
自分は嫌われる存在じゃないか?という怖れや不安があると、
怖れや不安から身を(心を)守ろうという思いが生まれます。
すると、親切にされても、「何かウラがあるんじゃないの?」と親切を受け取ることができません。
愛や優しさや援助を受け取るよりも、自分が傷つかないことが優先されてしまうんですね。
逆に・・・
自分は愛される存在だと感じていると、怖れや不安がない分、
ハートがオープンになります。
オープンハートな状態のときには、
優しさや愛・親切や援助などを素直に受け取ることができ、
ごく自然に感謝が生まれます。
人は自分が与えた愛や援助を素直に受け取ってくれる人のことが大好きです。
なので、受け取ってくれる人にはもっと与えたくなるのです。
カウンセリングの現場では、
「少しずつでもいいので、今の自分を好きになってみようと思って下さいね」といったご提案をさせていただくことがよくありますが、
それは、
自分を好きになることができればできるほど、
周りの人に優しくできたり、
周りの人からの優しさを受け取ることができるようになるからなんです。
とはいえ、
「自分を好きになる」って簡単なようで、意外と難しいことだったりもします。
「自分を好きになる」って、悪いことじゃないはずなのに、
なぜかしら「いけないこと」のように感じてしまう・・というお話を聞くことも多いです。
なぜ「いけないこと」のように感じてしまうんでしょう?
理由のひとつとして、
私たちが子ども時代に感じた心の痛みや傷が原因になっていることがあります。
「わたちってサイテーでちゅ。」
「わたちなんてだいっきらいでしゅ。」
「ママが優しいのは、わたちが泣いたらメンドーだっておもってるからでちゅ。」
そんな赤ちゃんはいません。
疑うことも、怖れることもなく、
話すことができるようになると
「ママ大好き~~~」と臆面もなく言い放ちます。
ところが・・・
いつの頃からか、大好きなママに叱られる!!!という体験をするようになります。
ニコニコしてるはずのママが鬼の形相になって、大きな声で自分に何かを言っている、という体験です。
どうしてそんな目にあうのか、理解するだけの知恵もない頃ですから
ただただ怖いっっっ!!と感じたかもしれません。
そして、未発達な思考で、こう考えるのです。
「わたしが悪い子だからだ」
「わたしのことが嫌いだからだ」と・・・
そして「いい子にするから、怒らないで・・」と思うのです。
それはやがて
「いい子にしないと愛されない」
「いうことを聞かないと愛されない」という思いに変わっていきます。
「ありのままの自分では愛されないんだ」
「ありのままの自分は嫌われるんだ」
「ありのままの自分は迷惑なんだ」
そんな「自己イメージ」ができあがっていくのです。
ところが、大人の目になって
この時の経験を振り返って見ると、全く違う面が見えてきます。
例えば、熱々のホットプレートに向かって1才や2才の子どもが手を伸ばしていたとしたら・・。
大きな声を出して必死で止めようとするのではないでしょうか?
道を歩いていて、動くものをみるとすぐに近づきたがる我が子が、動いている車に向かって歩き出そうとしたら・・。
必死の形相になって止めると思いませんか?
大きな声を出したり、怖いくらい必死の形相になるのは
その子のことが嫌いだからでしょうか?
違いますよね。
その子のことが大事だから・・ですよね。
こんなふうに、
子ども時代の傷や痛みを改めて思い直してみると
嫌われたわけじゃなかったんだ・・
自分は悪くなかったんだ・・
と、子ども時代に感じていた思いを塗り替えることもできます。
「自分のことを好きになっていい」と思いやすくするために、
「もしかしたら、わたしも子ども時代に『わたしは悪い子』って思い込んでしまったのかもしれないな。
でも、それは間違いだったみたい。そんな思い込みは手放していいんだな。」
そんなふうに思ってみてもいいかもしれませんね。
次回も「自分のことを好きになる」ことへの抵抗感を少なくするためのお話を書かせていただく予定です。
どうぞ、お楽しみに・・・
※子ども時代の傷や痛みなどは、疑いを知らないオープンハートな時代の傷のぶんだけ、強い痛みが残っていることも多いです。
(鎧も何もない状態で、切られた傷のようなものですからね)
ですから、具体的な出来事を思い出して塗り替える必要はありません。
今、自分のことを好きになるのに抵抗感があるのは、
もしかしたら、子どもの時の思い込みのせいかも?
という感じで捉えてみて下さいね。
※具体的な出来事やそれに伴う感情や痛みについては、カウンセリング等をお使いいただくことをオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は鶴園みあ カウンセラーが担当します。
那賀の担当は9/16(火)です。
どうぞお楽しみに・・・
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